子育てママの街情報 戸田市【2010年 第 5 回】

【 2010年 第 5 回 】子育てママの街情報 戸田市

中村 真佐子(ナカムラ マサコ)⇒プロフィール

埼玉県の戸田市は、埼玉県の南西部に位置し、東京都との境にあります。
平均年齢が38.7歳(戸田市HPより)と若く、子育て世代が多く人口も増加しています。
埼玉県で「埼玉県地域子育て応援タウン」としての認定をはじめて受けました。

今回は子育て世代に人気のある「戸田市」を見ていきます。

戸田市の概要
人口は約12万3千人。

埼玉県の南西部に位置し、荒川を境に東京都に隣接しています。

鉄道はJR埼京線が通っています。戸田市内の駅は「戸田駅」「戸田公園駅」「北戸田駅」の3つとなります。
戸田公園駅は、快速が停車します。(通勤快速は通過)
快速を利用すると、池袋駅まで13分・新宿駅まで19分・東京まで25分となっており、埼玉県でありながら都心へのアクセスはとても良いです。

街情報

  1. 荒川は市民の憩いの場
    戸田市と東京都の境に荒川があります。江戸時代に中山道の「戸田の渡し」が作られ、交通の要所として栄えてきた経緯があります。桜の名所がたくさんあり、戸田公園をはじめ、荒川沿いの遊歩道は自然を満喫できます。
    夏には、大規模な花火大会が模様され多くの人が訪れます。

また「彩湖・道満グリーンパークは荒川貯水池を整備した広大な都市公園で、バーベキューなどのアウトドアが楽しめ、また野球場やテニスコート、陸上競技場などの野外スポーツ施設が充実しています。年間100万人のひとが訪れているそうです。

  1. 駅周辺には商店街・郊外には大型ショッピングセンター
    戸田市の中心駅である戸田公園駅の周辺には商店街が広がっています。本町商店街はその中心的な商店街で、年2回、「ウイングまつり」を開催していて大規模フリーマーケットもあり、多くの人でにぎわいます。

郊外には大型店もあります。中でもイオン上戸田ショッピングセンターは「買う」「遊ぶ」「癒し」「学ぶ」の4つの要素が詰まっている大規模ショッピングセンターです。買い物が一つの所で済ますことができ、イベントなども開催され1日中楽しめます。またショッピングセンター内にある「北戸田クリニック」は7つの医院を統合してワンフロアにまとめたもので、総合病院の役割を果たしています。

行政サービス

子育て関連の行政サービスを見ていきましょう

  1. パパママショップ事業
    この事業は、埼玉県と各市町村共同で行っています。中学生までの子供のいる家庭に「優待カード」がもらえ、協賛店舗などで商品割引などの優待が受けられます。

戸田市内の協賛店舗は113店舗もあります。ファストフードやファミレスなど大手チェーン店や、街の飲食店、美容室や学習塾など多種にわたります。ファミリーレストランなどは、ドリンクバー無料などの優待、美容院は20~30%OFF、金融機関では、ローンの金利優遇など、子育て世代に幅広く使える優待カードとなっています。

  1. 埼玉県地域子育て応援タウン
    戸田市は子育て施策が充実した街として県内初の「埼玉県地域子育て応援タウン」として認定されました。

就学前の子供と親に対する支援として「子育て支援センター」が市内保育園7か所に設置されています。
「親子ふれあい広場」も小学校などに5か所設置されています。育児相談にのったりしてくれ、同じ月齢の子供や親の交流の場として利用できます。
また8つある公立保育園では、保育園地域交流事業を行っていて様々な遊びや、見に運動会などを行って地域との交流に重点を置いています。

戸田市に住んでいるママさんに聞いてみると、「このように公共でほぼ無料で利用できる施設が多いのが魅力!」と言っていました。

小学校の子供が利用する学童保育は、午後7時まで預かってくれます。働くお母さんにはメリットですね。

戸田市は財政が健全な自治体で、埼玉県内ではトップクラスです。戸田競艇場をはじめ、倉庫や工場が多くあるのもその要因となっています。日経新聞の「行政サービス調査」において、戸田市は806市区中8位となり(平成20年度)行政サービスも全国でもトップクラスと言ってもいいでしょう。ここ数年東京のベッドタウンとしてマンション建設が活発に行われており、人口が増えてきています。まだまだ発展の余地のある戸田市。

これからが楽しみな街です。

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