夏休み 〜国営みちのく杜の湖畔公園〜【2006年 第2回】

【2006年  第2回  夏休み】国営みちのく杜の湖畔公園

橋本 勝美 (ハシモト カツミ)

国で事業運営されている公園がある事をご存知でしょうか。
一般的に知られている国営の公園としては、一定の地域の自然を守ることなどを目的に指定された国立公園や国定公園があります。

今回は、都市計画施設である公園として建設省(現、国土交通省)により事業化された国営みちのく杜の湖畔公園をご紹介します。

釜房湖畔公園

同様の国営公園が、北海道から九州まで全国に11ヶ所あります。
普通公園と言えば、市町村などにより子供たちの遊び場として、小規模のものが市街地にあるものですが、国営公園ともなると規模が違います。

私の住んでいる仙台市西隣の川崎町という所に立地しているこの公園は、前進として昭和45年に完成し、仙台市の水がめである釜房ダムの全国初のダム周辺環境整備事業により、昭和55年に「釜房湖畔公園」として完成しました。
広大な河川敷地には球技広場や水の広場などの施設が作られました。

国営みちのく杜の湖畔公園

その後さらに発展させ昭和56年、建設省(現、国土交通省)により釜房ダムの湖面を含む総面積約650haに「国営釜房湖畔公園」として事業が進められることとなりました。
昭和59年に正式名称を「国営みちのく杜の湖畔公園」と改め全国で10番目、東北地方初の国営公園として、現在約284haを開園しています。

公園の四季

この公園では四季折々に各種イベントが開催され入園者を集めています。
私も今年の春先に開催された雪によるかまくら作りや、雪で作ったすべり台遊びなどのイベントに家族で参加しました。
特に雪で作った大きなすべり台では、そりに乗ってすべり降りるたびに子供達は大喜びでした。

これからの季節は、春の花から夏の花へ衣替えする大花壇も7月中旬~8月下旬までが見ごろのようです。
又毎週日曜日には自然観察会も開催され子供から大人まで楽しめるようです。
公園内に立派な設備のオートキャンプ場もあり、家族や気の合う仲間と本格的なアウトドアライフも楽しめます。

週末は日々の忙しさを忘れ自然の中でゆったりと流れる時間を過ごしてみませんか。

(みちのく公園のホームページより一部抜粋)

【2006年7月5日00時00分】

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