マネープランはどう立てる? ②実行プラン【2015年 第7回】

【2015年 第7回  マネープランはどう立てる? ②実行プラン】
キャラでわかる!私のマネープラン

平川 すみこ 

このコラムでは、個性心理学によるキャラ(個性)別のマネープランの考え方をお伝えしていきます。自分のキャラを知って上手にお金とつきあっていきましょう。第7回はキャラを時間軸で2分割し、そのタイプごとにマネープランの立て方をみていきます。

 

 

 

 

 

個性心理学では、人間の個性を12の動物キャラクターにあてはめていますが、これは人間の人生にも置き換えられています。それによってキャラの時間軸から「未来展望型」と「過去回想型」に2分割され、意思決定や行動パターンにも違いが表れます。自分のタイプを知って、マネープランをどう実行するか具体的な実行プランを立てる際に役立てましょう。

■未来展望型と過去回想型

12の動物キャラは、次のように人間の一生に置き換えることができます。これを成長過程の時間軸で2分割すると、上半分がで「未来展望型」、下半分が「過去回想型」となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

未来展望型は誕生前から社会に出るまでの6キャラ、過去回想型は社会人になって人生を終えるまでの6キャラですが、未来展望型は身軽に飛び跳ねる動物たちで、無邪気な子どものキャラ、過去回想型は大人しく、じっとしていたり、どっしりとした大きな動物たちで、人生経験を積んだ大人のキャラになっています。(動物のキャラでどちらなのかイメージできるようになっているのが個性心理学のわかりやすいところです。)

この2分割でも、考え方や行動パターンが違います。例えば、車の運転中に燃料計の警告ランプが点灯したときに、未来展望型は「まだ走れるじゃん」と余裕たっぷりの一方、過去回想型は「しまった!どうしよう~」と不安と後悔の念が。そこで、過去回想型は警告ランプが点灯しないよう先回りをして燃料を補充するような行動パターンをとります。このように、過去回想型は過去の経験を重視しますが、未来展望型は過ぎたことは気にしないので、しょっちゅう警告ランプを点灯させるという行動パターンなのです。

さて、あなたは「未来展望型」ですか? それとも「過去回想型」ですか?

■プラス思考の楽観派! 希望的観測で将来を考える未来展望型

過ぎた過去には興味がなく、いつも希望的観測で将来のことを考えているタイプ。まだ社会を知らない子ども・学生キャラですから、できないことはない!とプラス思考で、意思決定した後のメリットを考えて前進します。何事も「現地調達派」なので、旅行の荷物も必要最低限。防災は意識しつつも備蓄にはこだわらず。そのときになって考えればいい、なんとかなるさの楽観派。

 

未来展望型のマネー実行プランは、PLAN→PLAN→DO→CHECK

何事もなんとかなるさ~と思っているので、貯蓄や保険、年金にあまり興味を示さず、そのときになって「足りない!」と気づくタイプ。将来のプランを立てるとそれだけで達成できた気分になってしまうことも。身軽に動く行動力はあるので、適正な方向や方法がわかれば、目標に向けて実行していけるはず。まずはシミュレーションで目標やプランをより具体的にするようにしましょう。また、長期的視点で考えるのが苦手なので、目標はステップ式で途中に小ゴールを設定し、次のゴールまでのプランを見直していくようにするとよいでしょう。

■石橋をたたいて渡る慎重派! 悲観的観測で過去を振り返る過去回想型

過ぎた過去を振り返り、常に悲観的観測で過去の経験を重視するタイプ。社会の荒波を経験している大人キャラですから、もしも!をいつも考えるマイナス思考で、意思決定しなかったときのリスクを考えて行動します。旅行はあれもこれもと荷物が多い「用意周到派」。防災のための備蓄へのこだわり大。まずじっくり考えてから行動に移す、安心して進みたい慎重派。

 

過去回想型のマネー実行プランは、PLAN→DO→DO→CHECK!

何かあったらどうしよ~と思っているので、保険好き。備えあれば憂いなしと貯蓄や年金にも関心が高く、「しまった!」を回避したいタイプ。将来のプランを立てる前から、足りなかったらどうしようと悲観しがちで、かえって必要以上に節約に励んだりするので、シミュレーションで必要額を算出するといいでしょう。いくら必要なのか具体的な目標が分れば、きちんとプランどおりに実行していけます。慎重すぎて行動に移せない面もありますが、経験しないとわからないこともあります。やらないことのリスクも考えて、実行プランをたてましょう。

■自分にあった実行プランを考えよう

前回の「目標指向型」と「状況対応型」は、目標に向かってどう進むか、目標設定のしかたに違いがあるということでしたが、今回の「未来展望型」と「過去回想型」は、目標に向けてどう行動するかの違いです。MOON、EARTH、SUNの3分類の中でも、キャラによって未来向き・楽観派・短期視点なのか、過去振り返り・悲観派・長期視点なのかが違うということ。

2つの2分割を掛け合わせることで、より自分のタイプが見えてきませんか。

 

同じ「目標指向型」でも、EARTHの狼さんと猿さん、MOONの黒ひょうさんは「未来展望型」なので、あまり考えずにひょいひょい行きますが、EARTHの虎さんと子守熊さん、MOONのひつじさんは「過去回想型」なので、経験をもとにじっくり考えて慎重に行こうとします。

 

一方、同じ「状況対応型」でも、SUNのペガサスさんとチータさん、MOONのこじかさんは「未来展望型」なので、何も考えずに行き当たりばったり、SUNのライオンさんとゾウさん、MOONのたぬきさんは、状況にあわせ経験をふまえて慎重に対応していきます。

 

どのタイプがいいとか悪いというわけではなく、タイプごとに考え方や行動のパターンが違うだけ。プランが立てられないとか、プランどおり実行できないというのは自分のタイプに合ったやり方ではないからなんですね。

実はFPである私自身がFPの教科書どおりに「長期的視点でライフプランを立てて、目標に向かってコツコツと」が合わない、というかできないな~と感じていたのですが、それはSUNで超お気楽のチータだからなんですね(笑)。個性心理学でそれに気づくことができたので、現在はチータの性質に合ったマネープランを考えて実践中。

 

自分のタイプは<「目標指向型」or「状況対応型」>×<「未来展望型」or「過去回想型」>のどれかを知って、自分に合ったマネープラン、実行プランを考えていきましょう。

 

※当コラムの執筆者平川すみこは、個性心理学研究所の認定を受けた講師・カウンセラーです。

個人カウンセリング(診断レポート)、講演・講座、セミナーも行っています。

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