[教育]費用 博多っ子の教育プランは? 【2006年 第2回】

【2006年 第2回】[教育]費用  博多っ子の教育プランは?

石塚 操(イシヅカ ミサオ)

教育費は、子どもの誕生と同時に必要な時期がわかるため、計画的に準備できることが大きな特徴です。
教育費ってどのくらいかかるのでしょう?

幼稚園から大学卒業までのケース別平均教育費用

幼稚園(4歳)から大学(学部)卒業までのケース別平均教育費用(平成14年度)(試算)

 

 

 

 

*金額は、各学年ごとの平成14年度の平均額の単純合計 *私立小学校は調査していない
*基となる資料「子どもの学習費調査報告書」「学生生活調査報告」他

公立と私立で教育費は変わってきます。
例えば、ケース1(いわゆる公立コース)とケース3(小学校以外は私立)では、約750万円の差。公私間の差は約2倍以上、私立中学では約2.8倍です。

さらに下宿には、仕送り費用も必要。計画するコースは各家庭で違いますが、福岡市の現状を幼稚園~高校の公立・私立学校の割合を見てみましょう。

公立・私立の割合

 

 

 

 

 

 

 

 

 

資料:福岡市教育委員会 平成17年度 教育統計年報(平成17年12月発行)
市内に位置する学校の概況(H17.5.1現在)のデータを参考に作成

私立幼稚園から公立小学校が一般的。しかし、中学は1割程度が私立に在学し、中高一貫教育校等への進路状況が浮かびます。
また中学受験では、ラ・サール(鹿児島県)や久留米大附設(福岡県)などの九州地区の難関校を目指すことも。
他にも、全国的に公立中高一貫高(福岡県17年現在:併設型2校、中等教育学校1校)の創設が進み、今後、中等教育の多様化が予想されます。

私立高校の在学者は50%以上で、多くの家庭で私立高校の費用がかかっています。
た福岡市の私立高校は平成17年度から、2校の受験が可能。福岡県の県立高校普通科(一般コース)は15学区の通学区域に分かれ、原則、住む地域で進学できる学校が違い、トップ校に人気が集まる傾向があるようです。

高校卒業後は、同資料によると、平成17年の全日制高校卒業者総数13,980人の内、7,218人(約51.6%)が大学や短大等へ進学しています。(県立5,558人内2,700人。私立8,422人内4,518人)大学は地元志向が高いよう。(第1回コラム参照)

教育プランとしては、私立幼稚園→公立小学校→私立高校→私立大学(下宿も考慮)を想定し、なるべく早い時期から準備を進めておきたいですね。

【2006年01月18日】

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