不動産投資の事業収支計画の立て方②【2010年 第7回】

【2010年 第7回 】不動産投資の事業収支計画の立て方② 不動産投資

大倉 修治⇒ プロフィール

今回は、事業収支計画を立てる上での留意点を中心に触れていきます。前回の話の続きとなります。

長期収支の推移表の作成

前回お話ししました流れに基づいて、長期にわたる収支の推移表を作成していきます。不動産所得がマイナスの期間は他の所得との損益通算によって節税効果が生まれることになります。プラスの場合は、税務上、利益が出ていることになるため税額が発生します。
キャッシュフロー(現金収支)は投資を行わない場合と比較して、どの程度手取り収入の増減があるかどうかを判断するための数値となります。

また、単年度だけでなく、中長期的な収支の推移についても検証する必要があります。収入や支出は、時間の経過とともに変動していくことが想定されますので、シナリオをいくつか立ててシミュレーションする必要があります。

シミュレーションの立て方

ただ、家賃収入や税金などの支出の推移を正確に予測することは難しいといえます。では、どのような観点でシミュレーションを立てればよいのでしょうか。
事業収支計画を立てることの意味は、将来の状況の変化に対応するために事前に準備できることなどにあります。人それぞれリスクに対する考え方は異なるでしょうが、絵に描いた餅になっても仕方がありません。ですから、ある程度保守的なシナリオを立てておいた方が安心といえるでしょう。

「保守的」というのは、収入については一定の空室率を見込むなどして低めに、支出については、将来の修繕費等の支出を高めに見積もっておくといったことです。

以上の点をふまえた上で、市販のソフトを活用するか、エクセルなどの表計算ソフトで作成するとよいでしょう。

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