最終章【2009年 第 12 回】

【 2009年 第 12 回 】最終章週末スローライフのススメ

中村 真佐子(ナカムラ マサコ)⇒プロフィール

「スローライフで行こう」は、生活のペースを落とし、大切なことにもっと時間をかけ、充実した毎日が過ごせるようにとかかれたものです。
それを具体的に「8つの方法」として紹介しています。
その中で、今すぐ実践できそうなものをピックアップしてご紹介します。

1.1日をバタバタ過ごさないために早起きをする

早起きを勧める本がたくさん出ていますね。やはり朝に余裕があると1日が落ち着くような気がします。私も早起きはかなり前から実践しています。家族よりも早く起きて過ごす静かな時間は誰にも邪魔されないとても有意義な時間です。特に日中子どもに振り回される子育てママにはおススメです。

2.どのようなことも、時間ぎりぎりではなく、少し早目にやるようにする

これは私にとっては頭の痛いことであり、わかってはいるもののギリギリになってしまってあわてた挙句、失敗してしまったり・・・。そんな経験が何回もあり、反省から「早めにやる!」の意識を強くして1つずつ実践していくように努めています。するとやはり効果はあると実感しています。

食事の準備、外出の準備、お金の支払い、人との待ち合わせなど生活全般から仕事でのスケジュール管理や原稿書きなど前もって取りかかったり、準備をしたり、行動したりすると、気持ちの余裕が生まれ漏れやミスがなく確実にこなすことができると思います。

3.人を急かさない

生活をともにしている人や一緒に働いている人を急かさないように十分時間を上げる。そうすることで自分も時間を与えることになる。

朝など、「早くしなさい」が口癖となってしまうお母さん。
2番とともに実践すれば、この言葉はなくなりますね。
知らず知らずのうちに自分は家族を急かしていることにハッとしました。

4.一時に複数の事をやらない

本のなかでは、一つ以上の事を同時にやるということは、心を散漫させる練習をしているようなものだと指摘。

一見複数のことを同時にやると効率がいいように思いますが、心が散漫することによって仕事や家事の効率が結果的に落ちたり、どっちも中途半端に終わってしまうことも日常的によくあるな~と思います。

車を運転しながらおしゃべりをしたり音楽を聞く、テレビを見ながら食事をする、ということから仕事を家庭に持ち込む、あるいは、仕事に家庭を持ち込むということもあてはまりますね。休みの日には仕事のことはばっさり忘れる!ですね。

本の中には、他にも色々とスローダウンさせるヒントがたくさん書いてありますが、この4項目は生活にすぐ取り入れられそうなものです。
「そうはいってもなかなか難しいのよ」という声が聞こえてきそうですが・・・。

いっぺんにはできないかもしれません。でも生活の中の1つでも意識を少し変えて毎日を過ごしてみてはいかがでしょう。今までにはなかった有意義な時間が過ごせるようになるかもしれません。

スレスがたまって心の元気が失われたり、急ぐことによってヒステリーになったり、周りのことが気になって落ち着かなかったり、そんな心のマイナスが少しでもプラスになりますように、こころが元気になっていい時間が増えますように・・・。

1年間週末スローライフのススメを読んで下さりありがとうございました。
心から感謝申し上げます。

ファイナンシャルプランナー 中村 真佐子

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