Let’s Enjoy “旅”『 賢く楽しく“旅”しましょう。』【2009年 第 8 回】

【 2009年 第 8 回 】Let’s Enjoy “旅”『 賢く楽しく“旅”しましょう。』 楽々旅々

合田 菜実子(ゴウダ ナミコ)⇒プロフィール

海外個人旅行の魅力は、何といっても自分が日本人ということをすっかり忘れ、その国にドップリはまることが出来ること。
日本人に囲まれたパッケージツアーの安心感と違って、自分自身が広い世界の中の“1人の外国人”になりきれることだと思います。
方面によって、楽しみ方も違うと思いますが、いくつかパターンをあげてみたいと思います。

海外個人旅行の魅力☆初級編

個人旅行といっても、旅行会社の自由旅行パンフレット等を利用して、しっかりホテルや現地移動の列車なども手配していくツアー。ヨーロッパなどの周遊旅行にはこのパターンがお勧めです。
前もってユーレイルパスなどを購入し、スケジュールも組み、行程通りに列車や飛行機を利用して数カ国回ります。

ユーレイルパスとは、海外旅行者向けの期間を指定したJR周遊券のようなもので、現地で個別にチケットを買うよりもかなり割安で利用することができます。
ホテルもパンフレットに載っている提携ホテルの中から選びますので、日本人にやさしく比較的言葉も通じやすく、現地でトラブルが発生した場合も、現地係員が対応してくれます。
オーダーすれば各都市や空港で、お迎えサービスや観光ガイドをつけることもできますので、安心して旅をすることが出来ます。

☆中級編 

自分自身で航空会社に飛行機を予約、現地の宿泊についてはインターネットなどで手配してから出発するケースです。
シンガポール・韓国など比較的安全で交通機関等が整備されたアジア諸国や、ロンドン・パリなどヨーロッパの大都市滞在型の旅行等にはこのパターンがお勧めです。ホテルなどはネットを利用すればクレジット決済で前もって予約することができます。個人旅行手配旅行会社などで、AIR&ホテルのパターンで予約することもできます。

たとえばパリ滞在型・・・のんびり美味しいフレンチレストランを探したり、セーヌ川クルーズ、ベルサイユ宮殿も列車で日帰りコース。美術館巡りやウィンドーショッピング、デパ地下で格安のフレンチオードブルやチーズを調達して、ブルゴーニュの森でランチなんて・・・想像しただけで素敵な、まさに絵画の世界ですね。

☆上級編 

その国までの航空券だけを購入して、現地では行き当たりばったりの旅。どんな出会いがあるか、発見があるかワクワク出来るツアーです。若い世代であれば、カナダやオーストラリアなどの周遊旅行などが人気でしょうか。スリルはありますが、どこで何があっても国内から連絡が取れないというリスクが伴いますのでかなりの注意と覚悟が必要ですね。

大きなバックパックを担いで、ユースホステルやバックパッカーズ(国別・地域別で、独自にネットワークを形成している格安宿・ネットで前もって予約出来るところもある。)などを転々と移動します。そういった宿泊施設では、世界から旅行者が集まっており、一緒にバーベキューパーティをしたり、情報交換もできるので、素敵な出会いがあったり、ガイドブックに載っていない“穴場スポット”などを見つけることも出来たりします。

少しマニアックな話になってしまいました。旅行代金についてですが、方面や予約方法にもよりますので一概にどの方法がお安くなるとは言えません。ただ、旅行会社など、人の手を借りない分だけ初級より中級、中級よりも上級のほうが一般的に安くなる傾向にあると思います。

自由旅行を楽しむ

かれこれ20年近く前、大学の卒業旅行でオーストラリアを親友と二人で転々と周遊したことがあります。

往復の飛行機と長距離移動の飛行機、列車だけを手配して行きました。地球の歩き方を片手に、バックパッカーズを渡り歩き、経費節約のために自炊。お手軽なパスタを買ったら、ストロー状のもの(長いマカロニ?)だったり、ミネラルウォーターを買ったつもりが、炭酸水だったり、フィッシュ・アンド・チップスを食べたら“シャーク サメ” だったのでびっくりしたり(フィッシュ・アンド・チップスとは、イギリスを代表するファーストフードの一種で、タラやオヒョウなどの白身魚のフライとフライドポテトを組み合わせたもの。ちなみにオーストラリアではサメが一般的。)楽しい思い出です。
“ブッシュウォーキングツアー”や、“エアーズロック登山”現地の方お勧めの“気球に乗って日の出を見るツアー”にも参加しました。

エアーズロックに一緒に登ったドイツ人男性とは、今でもペンフレンドを続けています。

 

家庭を持って、子供ができるとなかなか自由な旅行は出来なくなってしまいました。
ただ、子供が大きくなったら家族でまた自由旅行も楽しみたいなぁと、夢を見ているところです。

いつも、パッケージツアーでいたれりつくせりだという方も、ぜひ、自分企画のたくさん発見のある自由旅行を体験してみてくださいね。連れて行ってもらう旅行よりも確実に記憶に残る旅行となりますよ。

  • コメント: 0

関連記事

  1. [教育]積立ローン ~教育の義務と責任と資金を共有する~【2006年 第4回】

  2. 「天空の地チベット」を思う【2008年 第4回】

  3. 運用商品の中身 その1(国債等債券について)【2011年 第18回】

  4. 大きな支出対策① 生命保険の見直し③【2008年 第11回】

  5. 知っておこう!歳の差夫婦の老齢年金のポイント【2013年 第9回】

  6. 大学教員が語る!就職活動で身につけておきたいことはズバリこれ③ ~社会人基礎力を知り、その礎である「敬語」の使い方をみにつけよう~【2015年 第3回】

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。