月々の貯蓄額増やしたい【2009年 第 10 回】

【 2009年 第 10 回 】月々の貯蓄額増やしたい 相談コラム

高原 育代(タカハラ ヤスヨ)⇒プロフィール

 

 

 

  • 相談者
    カッパさん一家
  • 家族構成
    夫(45)公務員、カッパさん(40)主婦、長男(13)
  • 相談内容
    長男は重度の知的障害児。手当を頂いていますが療育などで出費も多く、これまでほとんど貯蓄できていません。
    数年前に家を新築。借入が多かったので、繰り上げ返済をしようと貯蓄に励み始めたところです。
    二年後には車の買い替え(200万円程度)も考えていますが、長男の送迎もあり、私は働きに出ることができません。手当に手を付けずに療育費をまかなうためのやりくり方法を教えてください。

 

  • 収支表

 

 

 

 

 

 

 

  • 回答
    お子様の療育費等の負担が大きい中、よくがんばっておられると思います。現在、年間収入が約668万円に対して、貯蓄への繰り入れを除いた支出が約592万円。現状でも、お子様の手当に頼らない家計体制は整えておられるといえるでしょう。やはり「手当金に手をつけないでやりくりする!」という気持ちがやりくりの成果となっていると思います。それでも、なるべく将来への不安を減らすためにできることに取り組んでおきたいものですね。気になるのは、住宅ローンの完済時期が、かなり遅いこと。3種類のうち最長のものは、ご主人が78歳までとなっています。繰り上げ返済を活用して、期間を短縮したいところです。
    手数料等も必要ですが、納入するお金はすべて元金の返済に充てられるので、支払利息を軽減する効果もあります。この効果を高めるためには、なるべく早い時期に行うのがよいでしょう。ただし、まとまった手元の貯蓄(公庫では100万円以上)が減ることになるので、実行する前には、必ず数年先のライフプラン(車の購入・お子様の療育費用等)ともよく考え合わせた上で行ってください。カッパさんご自身が収入を得ることは不可能な状況ですから、繰り上げ返済をするための貯蓄は、やはり支出を抑えて確保していくしかありません。毎月、固定した金額で出て行く生命保険のかけ方にはまだ工夫する余地があります。
    食費・こづかい・被服費等については日頃の節約を心がける代わりに、家族での旅行やレジャー費はあまり惜しまないなど、元気に生きるための活力となるようなメリハリのある支出の配分を、今一度ご夫婦で話し合ってみてはいかがでしょうか。また、福祉定期の利用や車その他各種税金の控除、携帯電話や鉄道・バス等の割引サービス等、自治体によって異なるサービスも含めて、利用できる制度を探して忘れずご活用下さい。こういった小額のものも、積み重ねれば貯蓄額を増やす支えになります。コラムは、熊本日日新聞(2004年4月~2005年3月)に掲載された「家計CHECK」を加筆修正したものです。
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