【2006年 第1回】結婚準備は「どこまでするのか」「どれだけお金をかけるのか」「誰が支払うのか」を事前に明確に決めておきましょう。 結婚
榎本 尚子(エノモト ナオコ)⇒ プロフィール
結婚は当事者の二人だけでなく、双方の家族や広くは親戚やご近所まで含まれる一大イベント。
それだけに出身地域によってブライダルに対する習慣(ならわし)が異なることには十分注意したいものです。
「どこまでするのか」「どれだけお金をかけるのか」
例えば岡山県の例では、県南エリアでは、結婚式のゲストは親族・友人・知人・会社関係などお世話になった方々を招待するのが一般的ですが、県北エリアでは、そこにご近所の方が加わることになります。
ご近所の方を結婚式に呼ばない場合は、別の日程でお披露目の会を開きます。
また、総社市内ではご近所に挨拶回りをする際には「嫁菓子」と呼ばれるお菓子の袋詰めを配る習慣があります。
結婚式をする・しないの選択以外にも、仲人を立てる・立てない、結納をする・しない、ご近所への挨拶をする・しない、さらに挨拶の際のおみやげを配る・配らない…。
このほかにも、婚礼のイベントを「する・しない」の選択によって、発生するお金も少しずつ差がついてきます。
もちろん「する」が増えていけば増えていくほど、費用はかさみます。
それから「どんな結婚式・披露宴にするのか」でも、費用のかかり方が異なってきます。
極端な例だと、親族の食事会のみで、結婚式・披露宴はしない、というのと、神前式の後にホテルで100人以上のゲストを呼んでの結婚披露宴・お色直しは3回…というのでは、支払う金額が違うということは意識していただけるでしょう。(花嫁の和装・洋装の1着あたりの費用は、ヘアメイクも含めると和装の方が割高になります)
「だれが払うのか」
次にその費用を「誰が払うのか」。
新郎・新婦・新郎の両親・新婦の両親、それ以外にも祖父母が支払うケースもあるでしょう。
結婚が決まったら、早い時期に、結婚式の費用・新居の頭金・家具・電化製品等、それぞれ支払う担当、あるいは新郎側・新婦側で何割ずつ負担するのか、を明確にしておきましょう。
「何をどこまでやるか」については、新郎新婦が双方の両親の間に立って、色々と決めていかなければなりません。
ここでのやりとりが、今後の両家の関係を左右しかねませんので、十分気をつけていきましょう。
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