単身赴任を楽しむ(1)【2012年 第7回】

【2012年 第7回】単身赴任を楽しむ(1)
ライフプラン別コラム~単身赴任家庭の家計管理

中村 真佐子(ナカムラ マサコ)⇒プロフィール

 

今まで暮らしたことのない土地に単身赴任をしたら、何かと不安なことも多いもの。そんな不安を少しでも解消するにはどうしたらよいのでしょう。その土地にご縁ができたと思い、いっそのこと大いに楽しんでみてはいかがでしょう。今回はFPとはかけ離れ、単身赴任先の楽しみ方をご紹介。パート1としてグルメにスポットを当てます。

 

 

 

その土地になじむ

単身赴任の赴任先はたいていの場合、縁もゆかりもなく、土地勘もない場合が多いもの。そんな所へポンと放り込まれる感じです。赴任先の暮らしはどうなるのか不安なものです。

単身赴任ではなくても転勤で家族も一緒に引越し、知らない土地に家族ですむことになった時、妻も孤独感に襲われます。友達もいない。文化も違う・・・。

人とのかかわりを得意としない人は、家にこもりがちになり、こんなところに住みたくない、早く元にもどりたいという気持ちがだんだん強くなります。そのような毎日では、ストレスがたまり、心の病気になってしまいます。どんなにここはいやだと思っていても、環境を変えることはできません。この土地にご縁があったのだと思い、そこの土地をいっときでも楽しもう、という気持ちに切り替えること。これがその土地になじむ第1歩です。

ご当地グルメを楽しむ

単身赴任先での生活を楽しむ手軽な手段は、ご当地グルメを知ることです。
日本全国、それぞれの土地に特産品があります。
海の近くなら海産物がおいしいでしょう。暖かい所ならではのもの、寒い所ならではのもの、普段口にしたことのないものなど、いろいろあるでしょう。

私の主人場合、宮城県石巻市にいたころは、やはり海の近くということで、海産物を中心に楽しんでいました。石巻は牡蠣の養殖がさかんな所です。職場の同僚から情報を得たり、紹介してもらっておいしい牡蠣を手に入れていました。

海産物以外でも職場の同僚家族が兼業農家をしていて、天日干しでおいしいお米をいただいたりしました。
今は、その職場を離れていますが、今でもお米が収穫されたら家に送ってくれています。
短い間の勤務でしたが、ご縁はまだ続いています。

現在の勤務地の青森県の大間町はマグロで有名な所。もちろん大間産のマグロを食すことができます。
職場の同僚とのかかわりから、その土地のおいしいものと出会うことができます。

 

家族も一緒に

一人だけ楽しんでも・・・と思うのが普通で、家族や日頃お世話になっている人などに「おいしいもの宅配」をするのも楽しみです。

留守家族も、遠く離れた土地の「おいしいもの」が届くのは、とても楽しみになります。
我が家でいまはまっているのは、青森産の「もずく」です。
歯ごたえがしっかりあって、市販されているもずくとは全然違います。

単身赴任先での楽しみ方としてご当地グルメの楽しみ方をご紹介致しました。
知らない土地になじむことができないのは、ストレスになります。
心の健康の為にも「おいしいもの」を通じて「その土地を楽しむ」ことをお勧めします。

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