社会人は第一印象が大事【2006年 第2回】

【2006年 第2回】社会人は第一印象が大事  新社会人

山下 修一 (ヤマシタ シュウイチ) ⇒ プロフィール

社会人の服装事情はずいぶん変わりました。
(私は男性なので紳士服のスーツを中心にお話をします。)

私が社会人になった時はバブル期の始まりで、当時の紳士服といえばDC(=デザイナーズ・キャラクターズ)ブランドが主流でした。
平均的な値段は8万円~10万円というところでした。

ブランドショップからロードサイド型量販店へ

しかし、バブル崩壊以降はそのようなブランドにこだわって購入される方は少なくなったと思います。
長引く不況とデフレ下の経済環境が続いてきたからで、ブランド物の売り上げが落ちてきて淘汰されてきました。
代わって、ロードサイド型量販店や¥19,800・¥29,800などの均一価格店が台頭して売り上げを伸ばしてきました。

経済環境やライフスタイルの変化により、衣服等にお金かける割合は少なくなってきた?

以前に量販店を訪れてみたところ、単なる安売り店と思っていましたが意外でした。
定番的で無難なデザインのものが主流で、そこに機能性やツーパンツなどのお買い得性を打ち出しています。
消費者のニーズを細かく分析しているなあと感じました。
そういうこともあり、私はブランドショップよりも、そちらの店のほうでスーツを購入するようになっています。
DCブランド自体に魅力が無くなったわけではないのですが、ビジネスシーンでのきっちりとした服ならば、出来るだけ安く済ませたいと思うようになりました。
この傾向はおそらく私だけではなかったと思います。
経済環境やライフスタイルの変化により、社会人は衣服等にお金かける割合は少なくなってきたと言われています。
果たして本当にそうなのか? 実際に家計の支出データで確認してみましょう。

被服費が年々抑えられてきている

平成16年平均おおさかの家計・年平均結果・大阪府-総務省統計局「家計調査」の結果からわかることは、全国的な傾向として消費支出の中でも被服費が年々抑えられてきているようだということです。
近畿地区の世帯も全国平均と同じ傾向で、平均よりも抑えられているようです。
①心理的に衣服にお金を使わなくなったのか
②安くて満足いくものが買えるようになったのか
③関西人特有の気質と言われる「ディスカウント交渉術」をうまく使っているのか、
等の要因かどうかは伺い知れません。私個人の意見としては①または②の要因ではないかと思います。

自分をアピールするためには、第一印象も大事

次に、今後の消費動向を占う材料として、「単身世帯」の消費者態度指数を見てみましょう。
29歳以下の世帯のデータが新社会人の実感に最も近いのではないかと注目をしてみました。

平成18年1月 消費動向調査(全国、月次)からわかることは、29歳以下の単身世帯の意識指標では「態度指数」および主な構成項目である「暮らし向き」「収入の増え方」「資産価値の増え方」について、30歳~50歳世帯を大きく上回っており順調に伸びてきていると言うことです。
今後は暮らし向きが良くなり、収入が増えるという見通しを持っているといえますが、一体どのような項目への消費につながるのか(被服費が増えるのか)が注目されるところです。

ただ、現在の若年層はデフレ環境の価格に慣れてしまっています。
さらに、インターネット通販等の流通コストを抑えた購入方法も一般的になっています。
衣服等を購入する点数は増えるかもしれないが、単価は上がらずに総額の増加にはつながらないかもしれません。

そして、ますます価格に敏感になり、安くて良い品物を選別する賢い消費者となって行くと思います。
でも、社会人である自分をアピールするためには、実務能力が勿論一番ですが、第一印象も大事ですね。
それが良くないと相手へのプレゼンテーションに影響を及ぼすかもしれません。
企業間の取引といえども、担当者同士が持つ印象で決まるケースがやはり多いと思います。
価格だけにこだわらず、品質やデザインも意識して社会人として必要なもの揃えていくことをお勧めします。

(コンテンツ移行の際に初回掲載時の表が再現できなかったため、表が非掲載となっております。ご了承ください。)

【2006年03月15日00時00分】

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