家計のダイエットを始めてみましょう【2013年 第1回】

【2013年 第1回 家計のダイエットを始めてみましょう】 家計節約~家計のダイエット〜

中村 真佐子  ⇒  プロフィール

家計のダイエットと題して、1年間にわたり連載をしていきます。 初回はプロローグ。

消費税が上がったらどうなる?家計のことが何となく不安・・

新しい年を迎えました。

2013年、経済はどうなっていくのでしょうか。

景気が良くなってほしい・・・誰もが願っていることと思います。

しかしながら、先行きに不安を感じている人も少なくありません。

 

税金に関して言えば、消費税が上がることは決まりました。

意外と知られていませんが、来年より復興特別税の徴収(所得税×2.1%)が始まります。

15歳以下の扶養者控除廃止は平成23年から始まりました。

 

社会保険料では、健康保険料が協会けんぽでは毎年保険料率があがっていますし、年金も65歳からもらえるのかといった不安があるでしょう。介護保険も40歳より前からの保険料徴収も検討されています。

 

収入の面の現状をみてみると、給料は上がるどころか、よくて現状維持。ボーナスはカットされるなど、収入は下がるか、現状維持がいいところでしょう。

下記図表の国税庁の民間給与実態統計調査をみると、年々平均給与が下がってきているのがわかります。

2009年の落ち込みは、リーマンショックの影響と思われ、今のところ「底」ですが、そこからから伸び悩んでいます。

年間の平均給与の推移

 

 

 

 

 

 

 

 

収入から差し引かれる税金や社会保険料は、実感のない程度に少しずつ増えていき、実は手取り金額が減っているという現実。

消費税が上がることを見据えて、このままで家計は大丈夫なのだろうかという漠然とした不安が広がり、どうにかしなければと思いつつどのようにしたらよいかわからない家庭が多いのではないでしょうか。

下記図表は年収別の消費税負担額です。

数字としてみると実感がわいてくるのではないでしょうか。

ライフプランをたててキャッシュフロー表で家計の現状を知ろう

漠然とした不安を払拭するには、家計について、何が問題点でどうすればよいのかを具体化するところから始めます。

その方法として、まずはライフプランをたててみましょう。

ライフプランに基づいてお金の部分を具体化したのが、キャッシュフロー表です。

現状のままだと将来家計がどのようになるかを数値化できます。何のためのお金がどれくらい足りないのかわかります。何となく不安・・・と思っていたことが、数値化されます。

そこからどのようにしたら、「足りる」ようになるのかが見えてきます。

 

上記工程である、ライフプランを作り、キャッシュフロー表で現状を確認し、どのように改善していけばよいかを相談でき、それを実行することを支援するのがファイナンシャルプランナーです。

家計のダイエットとは?

キャッシュフロー表を作ってみて、もし将来子どもに対する教育のお金や、老後の生活資金が足りないとわかった時、家計を見直さなければなりません。

「足りない」を「足りる」にするには、

「収入を増やす」「支出を減らす」「お金に働いてもらう(運用する)」

の3つの方法があります。

その中で、家計のダイエットは「支出を減らす」ことです。

体重を減らす「ダイエット」は、いつの時代になっても誰もが、興味のあることとして、常に話題になります。

皆さん1度は、「ダイエット」を試みたことがあるのではないでしょうか?

ダイエットは、成功すればよいのですがなかなかそうはなかなかいかないようで、長続きせず断念し他のダイット方法を探すなどを繰り返している人も少なくありません。

「ダイエット」は体重を減らす為の行動。

 

「家計ダイエット」は、体重を「お金」としてとらえて余分な脂肪ならぬ余分に使ってしまうお金を減らす為の行動です。

「節約」が長続きしないなんてことはありませんか?

体重を減らすダイエット同様、いい方法が見つからずにいる方もいらっしゃるでしょう。

 

家計は、その世帯ごとそれぞれです。よく「食費っていくらぐらいが普通なの?」と質問されます。

家族構成や収入、お金に対する価値観によって違いますから、一概にいくらぐらいが正当値というのはありません。

 

家計ダイエットも「これならできる」が、「これは無理」ということもあるでしょう。

それぞれの家計に合った、簡単でストレスなくできる家計ダイエットのきっかけ作りを本コラムで1年間連載していきます。いい方法を見つけて家計ダイエットを始めてみませんか?

image 2013年もマイアドバイザー.jpコラムをどうぞよろしくお願いいたします! image
~ 事務局スタッフ一同より ~
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