住宅 ~〔購入価格 〕 住宅購入についての基礎知識【2006年 第2回】

【2006年  第2回 住宅】購入価格 ~ 住宅購入についての基礎知識

橋本 勝美 (ハシモト カツミ)

今回はマイホーム購入のポイントについて基本的な「知識」を挙げてみたいと思います。

ライフプランを立てる

今後のライフプランを立てることから始めます。それに基づき住宅の立地、広さ、予算を決めます。

シングルの場合は結婚やライフスタイルの変化を考慮した上で物件を検討します。
ファミリーの場合は家族構成や、子供の学校、転勤などの将来の変化を考慮した上で物件を検討します。
さらに共通して社会情勢の変化に伴う所得の変化や転職、失業などのリスクも想定し検討する必要があります。

住宅ローン貸出し金利について

近年住宅ローン貸出し金利の低下で毎月の支払い金額に余裕が出来ることにより、当初の予算よりワンランク上の物件を購入したりするケースが見受けられますが、慎重に検討する必要があります。
低金利の場合2年~5年の期限付の変動金利ローンがほとんどです。

あるデータでは住宅ローンの利用期間は平均して27年間との数字があります。
期限内でローンの完済が見込めるなら別ですが、一般的に期限後はローン金利が上昇し毎月の返済金額が増加するリスクがあります。
収支のバランスを長期にわたりシュミレーションし多少の金利変動があっても支払に影響しないよう無理な物件選択はしないことが重要です。

東北地区の価格動向

最近東北地区では、県庁所在地駅周辺の再開発や土地有効利用に伴い相次いで高層住宅が計画され分譲されています。
特に仙台圏では大手ディベロッパーと財閥系ディベロッパーの新規供給が市内中心分においてかなりの戸数を供給しており、以前より面積が広くなっている一方で価格が低下傾向にあります。
具体的に、同一ディベロッパー販売の物件で同一町内に分譲した物件が販売パンフレットによると、平成16年度販売物件は面積が70.30㎡で2,695万円、平成18年度販売物件は70.88㎡で2,590万円となっています。

一般的に住宅価格は立地や建物の広さ、グレードにより設定されますが、他の商品と同様に需要と供給のバランスの上で最終的に決定される場合もありますので、住宅を購入する際は物件内容をよく検討する必要があります。

【2006年02月15日00時00分】

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