2年に1度とはいえ~車検編【2012年 第2回】

【2012年 第2回】2年に1度とはいえ~車検編    クルマに乗っていると必ず考えなくてはならない必要経費

矢澤 理惠(ヤザワ リエ)⇒プロフィール


クルマに乗っていると必ず考えなくてはならない必要経費。その中でもかなりのウエイトを占めるのが車検ですよね。

車検

クルマを定期的に検査するのが「車検」。2年に1度必ず受けて合格しないとそのクルマに乗り続けることができません。これが維持費の中でもかなり大きな金額となります。前もってわかっているので、2年間コツコツと「車検貯金」をしている方も多いのでは?

クルマはディーラーなどで購入すると、その後半年ごとの点検のお知らせが来たりします。
それを見て、こまめに点検整備をしている方なら車検時もそれほどお金がかからずに済むかもしれません。

ただ、今のクルマは性能もいいし、特に日本製のクルマは壊れにくいと定評があるので普段あまり点検などに持ち込まない方も多いかもしれません。
そうなると2年に1度の強制検査であるこの車検の時に思わぬ出費になってしまうことに!

私のクルマはすでに古い域に入っているためよく不具合が出るので、ちょくちょくお店でメンテナンスしてもらっているのでかえって車検などの時にかかる費用は少なくて済んでいます。(その分、普段かかっているメンテナンスや修理費用が・・・)

よくここで、なるべく安く済ませたいとやるべき整備を省いてしまう方もいるようですが、これは避けた方が良いと思います。
自分が命を預ける乗り物なんですから、最低限の整備をしておかなければ恐いですよね。とはいえ、実際どれくらいの金額が必要となるでしょうか。

車検の費用って?

まずは、どこで車検を行ったとしてもかかる最低料金ですが
自動車重量税(1,001~1,500Kg) 30,000円
検査手数料 1,800円
自賠責保険料(2年分) 24,950円
検査登録印紙代 1,100円
合計 57,850円
これらは税金や検査にかかる料金なの必ず払うことになります。
お店によっては車検時に前もってこの金額を払うことがありますので準備が必要かもしれません。

この他に「車検整備」と言われる、車全体の整備費用がかかります。
これはディーラーやショップと言われる街中の整備工場、カー用品店、ガソリンスタンドなど、引き受ける場所によってまちまちです。
一般的にはガソリンスタンドや、車検専門店等が安く済みます。

私の知っているところで、車検整備費用が8,000円という整備工場がありました。
安く済ませたい場合は、このように基本の整備費用が安いところで、なるべく経費をかけないように、と依頼することも可能です。
その代り、普段からしっかりメンテナンスをしていることが大事になります。

また、高いところでは、同じ整備費用が20,000円以上のお店もあります。
高いと言われるディーラーは、点検や車検時になるべくベストな状態にする方針のようなので、車検整備費用の他にこまごまとしたパーツ代等がかかるということもありますが、保証などを使える場合があるので、上手にお付き合いしておきたいですね。

点検整備をして、交換した方がよい箇所などがあればそれに使うパーツ(部品)やオイルなどにお金が別途かかるということも、覚えておきましょう。
こまめにメンテナンスをしていれば大きな金額がかかる事は少ないですが、普段乗りっぱなしの場合は、車検時はケチらない方がいいかもしれません・・・
それぞれの状況や普段のメンテナンス具合によって、車検を受けるお店を使い分けていただければよいと思います。

ちょうど私の愛車も今月車検を受けました。
ちなみにこのコラム執筆の前日に終えたばかりのホヤホヤ。
今回はもともとエンジンオイル、トランスミッションオイル、ブレーキオイルを交換する予定でいたので、そのオイル代がプラスされていました。
しめて、103,500円也
月々5千円ずつ貯めておけば、何とかなる金額ですね!

レース時の車検

ところで、2011年の8月に、フジスピードウェイでのレースに初参加したのですが、ここでも車検がありました。
K4‐GPという決められた量の燃料での5時間耐久エコランレースで、基本は軽自動車での参加。(私が乗らせてもらったのはカプチーノのレースカー)
ここでの車検は、きちんと走れるのは当然ですが、決められた規定を守って車両を作っているかを見るのが目的です。
レースにしては割と緩めの規定でしたが、事故に備えて、ヘッドライト、スモールライト、ストップランプにテーピングして、飛散防止を図るなんていうのはサーキットならではかもしれません。

※写真なし
(レース前 チーム「ギャルズカプチ」のメンバーと!)

車検は最低限行わなくてはいけない車整備の機会です。
ただ安くだけではなく、安心して乗れるようにしっかり整備しておきましょう!

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