[ボーナス]自分のためのお勧め商品【2006年 第1回】

【2006年  第1回 】[ボーナス]自分のためのお勧め商品

大山 順 (オオヤマ ジュン)

 

 

 

 

 

 

お勧めの商品って、やはり気になりますね。その商品を知らないほど、お勧めに頼りがちです。
いくらお勧め商品とはいえ、自分のケースに合っているのかの見極めは大切です。
また、いつもお勧めの商品を選んでいるような・・と思われる方は、自分で自分のためにお勧め商品を選んであげるような、ボーナスの使い方に挑戦してみてください。

お勧め商品は「必要なもの」

ボーナス時期になると、給料日とは少し違った欲しいものやしたい事が「今なら・・・この金額なら・・・」と次々頭に浮ぶかもしれません。
そこで少し冷静になって、必要なもの>欲しいもの(しなければならない事>したい事)の優先順位をつけてみて下さい。

必要なものは、生活に必要な物、仕事に必要な物、あるいは思い出に残る旅行など、人それぞれです。
ただ誰にとっても、大人でも子供でも、物に限らず金融商品を買う場合でも同様に、優先順位の高い「必要なもの」がお勧めの商品です。

お勧めの商品選びのヒントは自分の家計の中に

仮に借入残1,000万円・返済期間15年・固定金利3%の住宅ローンと、手元にボーナス100万円があったとします。
100万円を繰上げ返済すれば、総返済額の差額は1,243万円-1,187万円=56万円、15年間の利回り56.0%です。これを年利換算すると、単利3.74%・複利3.01%の運用効果です。これが商品選択の一つの条件になります。

例えば金融商品を使って同等の運用成績を求めれば、運用の成否に関わらず、これ以上のリスク(期待収益率)のある商品を選択する必要があります。

お勧めの商品を選ぶために

さて、「知識」のある方なら上の例を読まれて、手数料や税金は、インフレがあれば、金利が上がれば、あるいは100万円を繰上げ返済や運用に回す事で余裕資金が、などなど異論疑問を抱かれたと思います。
誰かのお勧め商品を選ぶにしても、自分でお勧め商品を選ぶにしても、比較・検討・判断に必要なものは、その「知識」ではないでしょうか。

ということで、「必要なものを選ぶために必要なもの」→「最も優先順位の高い必要なもの」→「お勧め商品=知識」となり(コジツケ)ます。本でも、セミナーでも、実践⇔フィードバックの繰り返しでもよいです。
お勧め商品を知るためではなく、自分で必要なものを選択できる知識を身に付けるために、ボーナスを有効利用してみてはいかがでしょうか。

【2006年05月02日00時00分】

  • コメント: 0

関連記事

  1. 目指せタフ家計、サラリーマンの節税対策 【2016年 第2回】

  2. 発つ鳥、後を濁さず(2)  相続編【2013年 第11回】

  3. 月々の貯蓄額増やしたい【2009年 第 10 回】

  4. お金が貯まる人と、貯まらない人の違い【2015年 第2回】

  5. 未納なし、子どもあり、もらえなかった遺族年金【2014年 第6回】

  6. スマートフォンかフィーチャーフォン (ガラケー)か【2014年 第2回】

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。