Let’s Enjoy “旅”  『賢く楽しく“旅”しましょう。』【2011年 第2回】

【2011年 第2回 Let’s Enjoy “旅”  『賢く楽しく“旅”しましょう。』】楽々旅々

合田 菜実子⇒ プロフィール

 

今回は“九州おすすめの旅”の第2弾、“九州のグルメ”についてお話します。  福岡に来て1番幸せに感じたことは、“美味しいものがたくさんあること”加えて、“新鮮な食材が安い!”というところです。以前住んでいた東京は、もちろん全国からの一流の食材が集まってくるところですのでなんでもありましたが、 本当に良いものは“高い”というのが難点でした。    九州の魅力は、福岡発“博多ラーメン”や“辛子めんたいこ”から始まり、どちら方面へ向かっても“海の幸、山の幸”をリーズナブルな価格で、新鮮なまま味わうことが出来ることです。いくつかご紹介しましょう!

 

 

 

福岡に来たらまず楽しみたいのが“博多ラーメン”。

至る所に目につくラーメン屋さん。トンコツが基本ですが、お店によって麺のコシや太さ、スープのあっ さり、こってり具合もそれぞれです。正直どこのお店に入っても美味しいと思う私ですが、その日の気分やお好みによって使い分けられる楽しみがあります。お 値段もリーズナブル。博多ラーメンは基本的に“替え玉”(麺だけ追加注文できるシステム)ができるので、足りなければ後から追加できますし、小さいお子様 の場合は、替え玉(だいたい1玉100円~150円)だけで十分ですので気楽ですね。

 

あちこちで見かける“めんたいこ専門店”も、福岡特有ですね。日経リサーチが行った調査によると、2010年“全国名産品ランキングでは”博多辛子めん たいこ“が2年前の5位から順位を3つあげて堂々の2位。こちらも、お店によって、焼酎仕込みやワイン仕込みなどと作り方が違いますし、ご飯に合うもの、 おつまみに適したものなど、辛さや風味もそれぞれなので、いろいろ食べ比べてお好みの物を選びたいですね。

 

“もつ鍋”も美味しいです。お店で食べるのももちろんですが、精肉店に行くと、“国産牛の生モツ”が普通に売っていますので、キャベツ、ニラ、など野菜 をたくさん入れて自宅でも本格的な“もつ鍋”が楽しめます。もつ鍋は、“白菜”ではなく水分の少ない“キャベツ”“ニラ”を使うのが基本。最後にチャンポ ン麺でラーメン風を楽しんだ後、残った“おだし”と“ご飯”を使って“お雑炊”を作りスープも最後まで頂きます。

 

福岡を脱出し玄界灘に沿って佐賀、長崎方面へ進むと、海の幸が豊富。

この時期、まず目につくのが“カキ小屋”。11月頃から海岸沿いに仮設の店舗が立ち並び、カキやサザエ、イカなどの魚介を購入し自分たちで焼いて頂きます。寒い中ですが、軍手をして自分で牡蠣を割ってアツアツで食べるのは絶品ですよ!

 

海岸沿いを車で走るとあちこちに、漁港市場や、朝市、夕市、などの看板があります。我が家が好きなのは、西浦漁港や長浜漁港などですが、福岡市内でも他 にも数か所あります。1番食材が豊富なのはやっぱり“朝市”、漁師さんが釣ってきたばかりのお魚や貝、カニなどを直接交渉で購入します。豊漁だったものは オマケして貰えることもありますよ。魚介類は大量に買っても保存が出来ないのが残念ですが、しっかり厳選して納得いくものだけを買います。

佐賀まで入ると、やっぱり1度は食べたいのは“呼子のイカ”ですね。イカが本当は透明だということを実感できる所です。定番はお造りで頂いた後、残りは天ぷらでしめるコースですが、イカ海鮮どんぶりやお刺身定食などもあります。

呼子は、昨年ヒットした映画“悪人”の舞台にもなりました。妻夫木聡さんが深津絵里さんに“殺人を告白するシーン”が、早朝から“呼子でイカを食べなが ら”だったので少し笑ってしまった私です。(でも美味しそうですよ。ちなみに、殺人を犯してしまったところは、佐賀の三瀬峠、映画のクライマックスの潜伏 していたシーンは長崎五島列島の島の灯台だそうです。)呼子に行くと、イカ専門店が軒を並べますが人気店は行列が出来ており、数時間待つこともあります。 しっかりリサーチしてから時間に余裕をもって行くと安心ですね。

今度は福岡から南の方にちょっと足を延ばして、熊本へ。

目につくのは“馬肉”のお店。100グラム300円程度から高級なものまで。お安いものは、普通 に肉野菜炒めにしてもおいしいし、少しお値段が高いものは“馬刺し”で食べるのがお勧め。ショウガやニンニク、ねぎのトッピングで頂きます。全国発送も 行っている店がありますので、お土産にも喜ばれますね。

宮崎まで進むと、熊本の“馬”から変わって“地鶏や宮崎牛”などの看板が増えてきます。炭火焼きの地鶏や宮崎牛のステーキや焼き肉などのお店も多くあり ます。ただ、昨年から口蹄疫や鳥インフルエンザなどの影響を受けて残念なことになっていますが、早く復活して活気のある宮崎県に戻ってほしいものですね。

鹿児島まで進むと、今度は“豚肉”が主流になります。“鹿児島黒豚シャブシャブ”や“黒豚トンカツ”の有名店は行列必至。せっかつ“薩摩”まで来たので すがから、合わせて“さつま揚げ”も頂きましょう。お店で揚げたてあつあつを食べるのは本当に美味しいですよ。お土産には、お酒飲みにはたまらない“さつ ま焼酎”が有名ですね。

紹介しだすと止まらなくなる九州のグルメです。

JA産直の市場

他に私が大好きなのが、。その土地、土地で様々ですが、地元の方がつくったお野菜や果物を新鮮なまま頂けるのは幸せですね。

「今朝、私が抜いてきた大根やホウレンソウですよ!」などと農家の方から直接声をかけて頂くと嬉しくてついつい買ってしまいます。

 

最近は、スーパーで全国の食材や外国からのものまで、なんでも簡単に手に入るようになりました。でも、その土地の市場や漁港、本場で特産物や名物のお料 理を頂くと、たとえ同じものであったとしてもより美味しく頂けますし、その土地の県民性や文化を味わうことが出来る気がします。

 

九州はそういう意味では、“海”“山”“川”といった自然に恵まれ、“温泉”もあり、とても素晴らしいところです。数日の旅行では食べつくせないであろ う“豊富なグルメ”ですが、私の主観的な情報を楽しい旅行に少しでもお役立て頂ければ幸いです。

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