大学教員が語る!就職活動で身につけておきたいことはズバリこれ③ ~社会人基礎力を知り、その礎である「敬語」の使い方をみにつけよう~【2015年 第3回】

【2015年 第3回 大学教員が語る!就職活動で身につけておきたいことはズバリこれ ③~社会人基礎力を知り、その礎である「敬語」の使い方をみにつけよう~】
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竹原 庸起子 ⇒ プロフィール

大学非常勤講師・社会人研修専門講師 の 中野 庸起子です。
大学や短大で「社会人基礎力」を養成する必修授業を受け持ってはや8年目。短大や大学ではできるだけ学生たちが「楽しく物事を発見し、厳しく叱られ、そして成長」をテーマに、「受け身ではなく自ら進んで考える授業」を実施しています。その授業で指導している、近未来の日本を担う若者が社会人になるまでに準備しておいたほうがいいコト(社会人への扉を開ける10か条)を、4回にわけて連載でお伝えしています。

今回はその3回目。教科書やテキストに沿わず実社会の経験に沿って、大学生・新社会人・若手社会人へエールを送る連載です。そして若手ではないみなさまがもし今、仕事や生活、対人関係で行き詰まっているのでしたら、社会人になる前の自分に戻ってみませんか。本当に自分の望む姿に気づけるかもしれません。ぜひとも気楽にお読みください。筆者の完全オリジナルですのでご了承くださいませ。

5か条  日本社会が必要としている「社会人基礎力」を理解しよう

経済産業省が提唱する社会人基礎力は下記の通りです。

(図表A 引用 経済産業省HP)

3つの能力・12の能力要素で構成されていますね。

次に図表Bをご覧ください。

(図表B 引用 経済産業省HP)

前出の12の能力要素である社会人基礎力を身につけることができるよう大学・短大・専門学校では授業計画をたてており、その授業をマスターすると無理なく社会人基礎力が身につきます。

しかし、図表Bのうち一番礎になっている部分「人間性、基本的な生活習慣」は授業で学ぶ機会が少ないのが今の大学教育の現状です。

そこで次の第6か条、第7か条で書く内容を気楽にお読みくださり、少しでもできることから始めてみてください。

6か条  敬語などの大人としての、社会人としての言葉遣いの勉強をしよう。

大学入学までには小・中・高校と受験対策を通じて、「国語」「現代文」という名前の教科で、日本語を勉強してきたでしょう。

大学生になっても、社会人になっても、それまでに学んだ日本語を使って日々を過ごしますし、その使い方次第でその後の人生を左右するといっても過言ではありません。

まずは尊敬語・謙譲語・丁寧語の3種類の敬語の違いは理解していますか?

「みなさん」と、とある「目上の人(サービス業でいうお客様は目上と考えます)」とが対面で話している場面を想像してください。3種類の違いと、てばやく敬語を作る方法をわかりやすくまとめました。

<尊敬語>

「みなさん」と「目上の人」とがいる場合に、「目上の人」がする動作を表す動詞につけるものをいう。

お(ご)~~になる(以下、すべてに共通しますが、~~の部分に動詞がはいります)

~~れる ~~られる

<謙譲語>

「みなさん」と「目上の人」とがいる場合に、「みなさん」がする動作を表す動詞につけるものをいう。

お(ご)~~する

<丁寧語>

「~~です・~~ます・ございます」

この3種類の違い、みなさんは知っていましたか?昔、習ったことを思い出しましたか?

 

よく見られる使い間違いとしては

お応えしてください

お話していらっしゃる

拝見なさってください

がありますね。

なぜ間違っているか考えてみてくださいね。

また、最近では二重敬語の多用が気になります。現代の敬語では二重敬語は使いません。

おタバコをお吸いになられる × (お~~になる ですでに尊敬語は完成していますので、「なられる」をつけると二重の尊敬語になり、間違いです)

おっしゃられる ×(おっしゃる ですでに尊敬語は完成していますので、「れる」をつけると二重の尊敬語になり、間違いです)

拝見させていただきます ×(拝見する ですでに謙譲語は完成していますので、「させていただく」を付けると二重の謙譲語になり、間違いです)

ほかにも、就職活動でよく使う敬語の活用表を下記に掲載しますので、チェックしましょう。

 

 

7か条  学生と社会人との違いを理解しよう

 

補足します。

学校では、1人1人が学び、生き、交流すればいいですよね。

しかしながら、社会人は、

・1つの組織に属して給料を得る、会社に利益がなければ給料はもらえないのは当たり前。やるべき仕事がかならずある

・自由時間が減る、締切を守るのは当然

・人から教えてもらうことを待っている受け身ではいけない。自分から能動的に仕事を身につけようとする姿勢が肝心

・学生時代よりも「自立」するだけではなく、「自律」することが必要

・自分のものさしで判断してはいけない。社会人としてのものさしで

・先輩・上司への報告相談を常に。先輩・上司からのアドバイス・指導には感謝の念を

・どんな困難なことでも、「自分にとっては有益」

・お客様や取引先のクレームによって自分が成長する。お客様・取引先へ感謝を

・会社の理念・社長の考えや思いを理解せずに仕事をしないこと

そんな社会人になるためには

・素直に人の話を、相手の目を見て聴くこと。

・すぐに他人を否定しないこと。

・一度始めたことは簡単にやめてはいけないこと。

・相手から言われたことはまずは受け止めること。

・受け止めてから自分で考えること。

・考えてから自分の意見を持つこと。その意見を相手に伝えること。

 

今回のコラムは以上です。

このなかから一つでもできることから初めて、就職活動に生かしてくださいね。

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