【 2010年 第1回 気学入門 「気学で開運」~先の見えない世の中だから4回目:家相を知る前に・・・方位の意味を知ろう!】
佐藤 益弘⇒プロフィール
さて、今回はみなさんが気にされている「行ってはいけない注意すべき方位」についてお伝えしたいと思います。
特に北は神聖な方位
方位の中でも最も重要なのは北極星の位置する「北」です。
太古から方位を指し示す基準となってきただけでなく、磁極があり、地球の自転にも関与しているからです。特に北の中心15度範囲にあたる子方位は神聖なものとされていて、トイレなどの不浄物でおかすことは絶対タブーです。
ただ、現実問題、陽当たりのよい南側に部屋をたくさん配置しようとするあまり、トイレや台所、浴室など不浄物を北側に追いやってしまう家が多いのも事実です。
特にマンションの場合は、ユニットの形でワンセットになっているケースが多いので、注意を要します。
もし、おいた場合、北に位置する一白水性の“貧”“苦労”などの悪い作用が噴出します。つまり、疲労がたまりやすく、いくつもの病気を抱え込みやすくなります。
ただ、北方位にある子ども部屋や書斎などは良い効果が出ます。これは、本来、北は日が当たらない方位ですから、他のものが見えない=集中できる、落ち着くという効果があり、受験生がいらっしゃるご家庭には特にお勧めです。勉強机を北側に向けるだけでも効果が上がります。
注意すべき方位・・・鬼門
注意すべき方位は「鬼門」です。
鬼門は「北東」と「南西」の方位を指し、昔から災いを呼ぶ方位として恐れられてきました。徳川幕府が江戸城の鬼門にあたる2つの方位に、上野・寛永寺と芝・増上寺を建てたエピソードはあまりに有名です。
2つの鬼門方位のうち、北東を「表鬼門」、南西を「裏鬼門」と呼びますが、この方位が要注意とされる理由を簡単に説明しておきましょう。
まず、北東は陽が当たらず、じめじめとして腐敗をしやすい方位です。八白水性の定位置で“子ども・後継者”“相続”という意味合いがあることから、この方位を汚すと男性運の減退から跡目がいなくなる…家が絶えるという意味になります。
また、南西は西日で温度が上昇し、紫外線の殺菌力も弱くなるため、やはりものが腐敗しやすくなる方位です。二黒土性の定位置で“妻・母”“奉仕”という意味合いがあることから、この方位を汚すと女性運の減退からやはり、跡目がいなくなる…家が絶えるという意味になります。
また、北東は住居内の腐敗した運気がたまって外へ吹き出される方位、南西は腐敗した運気が外から侵入してくる方位と考えています。この2つの方位に、空気を汚染させるもの、つまり、トイレや台所、風呂場の火気、流し台や浴槽を置くのはタブーとされているのです。
腐敗作用が強まり、家族の健康に大きなダメージを与えるからです。当然、北東と南西の中心を貫く「鬼門線(きもんせん)」にも、不浄物や開口部は絶対にタブーです。
次回は、「家相の基本、家族の居場所」をお伝えします。
このコラムは、住宅金融普及協会(https://www.hlpa.or.jp/Seminar/index.aspx )・住宅ローンアドバイザー通信(2007年11月~2008年11月)に掲載された「気学で診る住まい」を加筆修正したモノです。
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