ヤマカゲからのラジオこぼれ話 その9【2013年 第9回】

【2013年 第9回 ヤマカゲからのラジオこぼれ話 その9】
ヤマカゲからのラジオこぼれ話

キムラ ミキ  

もうそろそろ番組が始まって、3年が近くなってきました。次第に聴いて下さる方も増えてきました。
来月からは、放送枠の変更もあって、さらに多くの方の耳に声をお届けさせて頂くことになりました。これまで以上に、伝える内容について、頭を使わなくてはならないなと、感じています。

 

 

 

 

私が担当させて頂いている番組は、このコラムをお読みいただいている方なら

既にご存じのとおり、毎週土曜日の朝5時半から6時半という

朝早い時間帯に放送している「シニアの扉」。

(※2013年10月から朝6時半から7時半の枠にお引越しします!)

文字通り、シニア層を主な聴取者と考えた番組作りをしています。

その番組の中で、私は経済情報などお金に関するお話をするコーナーを担当しています。

 

しかし、このコーナー、他の時間帯に私の冠番組として再放送されています。

その時間帯は、日曜日の午前8時枠と、平日の夕方もしくは夜の時間帯。

基本的には、メインの番組向けにシニア層に向けたお話をするわけですが、

シニア層向けとは謳わずに、他の時間帯にも流れることになるため、

少々、苦心することもあります。

 

例えば、ライフプランを考えてみることを勧めるお話をするときに、

10年、20年先を…というとメインの番組では、

80才の方が聴いていらっしゃったら

20年先といえば100才のことを思い浮かべることになります。超長生き!!(笑)

 

とはいえ、再放送枠では、シニア層でない方も聴いてくださっていることを考えると

やはり、10年、20年先のライフプランを考えてみましょうとお話しするのが妥当。

苦肉の策で、メインの番組向けに、

聖路加国際病院の日野原先生の事例を持ち出して、

先生は100才の時に初心者としてゴルフを始めたのだから、年齢なんて関係ないんだ!

この際、年齢にとらわれずに将来のことを考えてみる、

その気持ちが大切なのですよと、半ば強引にまとめてみたり。

 

また、高齢者を狙った悪質商法について注意喚起のお話をする際には、

悪質商法の手口について、分かりやすく小芝居を交えてお話をした後、

再放送枠向けに、

こんな手口に引っかかる訳ないじゃないか、と思った方!

自分は大丈夫だと思っても、ご両親や祖父母も引っかかるわけがないと言い切れますか?と

視点を変えて、どなたがお聴きになっても違和感がないようにしてみたり。

 

顔の見えるセミナーなら、参加者の属性(年齢や職業等)もある程度はっきりしているのですが

様々な属性の方がお聴きになっているラジオだと、

どこを向いてお話をしていいのか、いつも悩みます。

 

でも、先日、保険の営業をしている知人から、

米子でファイナンシャルプランナーといったら?

という話題になった時、

お客さまが、キムラミキさんだ、と答えてましたよー

という話を聞いて、

そう言って下さる方が一人でもいるのであれば、悩み甲斐もあるなーって思いました。

 

来月からは、さらに多くの方に聴いていただける時間帯にお引越しするので、

ハチマキ締め直して、さらにわかりやすく情報を発信できるよう、悩みまくりたいと思います。
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