投資の必要性とその時代背景【2011年 第1回】

【2011年 第1回】投資の必要性とその時代背景 ~投資初心者~

長谷 剛史(ハセ タケシ)プロフィール

内閣府の「国民生活に関する世論調査」(平成22年6月調査)に、国民の悩みや不安という項目があります。この項目の1位はどのような悩みや不安か想像できますか?候補は、・「自分の健康について」・「老後の生活設計について」・「現在の収入や資産について」・「今後の収入や資産の見通しについて」・「家族の健康について」の5つです。

 

 

 

 

 

内閣府の「国民生活に関する世論調査」(平成22年6月調査)に、国民の悩みや不安という項目があります。この項目の1位はどのような悩みや不安か想像できますか?候補は、・「自分の健康について」・「老後の生活設計について」・「現在の収入や資産について」・「今後の収入や資産の見通しについて」・ 「家族の健康について」の5つです。

1位に輝いたのは「老後の生活設計について」です。以下、2位は「自分の健康について」・3位は「家族の健康について」・4位は「今後の収入や資産の見 通しについて」・5位は「現在の収入や資産について」という結果が発表されています。多くの方が健康より老後に不安を持っていることがこの調査でわかりますね。

では、なぜ老後に不安を持つ方が多いのでしょうか?時代背景を一緒に考えてみましょう!

まず昔は、年功序列の終身雇用で退職金も確保され、年金も支払った額に比べれば受取額も多かったです。また、金融機関の金利も高かったので預金さえしてい れば、どんどんお金が増えていきました。まとめると、昔は国と会社が老後をしっかりバックアップしてくれていたんですね。ここまでが今の年金世代です。

次に現在、年功序列は崩壊し成果主義が導入され退職金も不明確になり、年金も支払った額に比べれば受取額が減少しています。また、医療費の自己負担増 加、金融機関の金利は超低金利なので預けておくだけではお金は全然増えていきません。まとめると、現在は国と会社からのバックアップが期待できず、「自己責任」の時代になっています。これが私も含めた現役世代のおかれた現状です。

このような時代背景から、老後への不安が調査でトップにきているのだと思います。それでは、この不安を取り除くためにはどうしたらいいのでしょうか?

自己責任の時代になり年金も期待出来ないとなれば、結論として、自分で「投資」をしてお金を増やしていくしかありません。しかし、投資=怖い・元本割れ は絶対嫌・・・と思っている方が非常に多いです。なぜなら、学生時代に投資の授業を受けていないので、正しい知識が不足しているからではないかと考えられ ます。

現役世代には投資が不可欠な時代になっています。投資=リスクではありませんしリスクを抑える方法はありますので、今後、正しい投資の考え方をこのコラ ムでお伝えしていきます。投資を考えるにあたっては順序がありますから、くれぐれも投資が必要なのはわかった!ということですぐに投資を始めることがないようにお願いします。それでは、一緒に投資の勉強を始めましょう!

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