データから見る地域の特徴~地域の特徴をつかもう!~【2006年 第1回】

【2006年  第1回 】 データから見る地域の特徴~地域の特徴をつかもう!~住宅

大間 武 (オオマ タケシ)⇒ プロフィール

「住宅」は、購入であっても賃貸であっても「自分の城を構える」「金額の面でも普段使うことのない多額のお金を使う」「長い間夢に見てきた事」など・・・人生の中でいろいろな意味を持つ大きな変化です。
自分を含め、家族みんなが明るく楽しく暮らせる場所。家のある場所や環境は大切ですね。
そこで、北関東エリアの住宅の特徴について統計から見てみることにしましょう。

 

 

住宅数について

統計の「居住世帯あり住宅数(2003年)」によると、北関東エリア(茨城、栃木、群馬)の住宅数は埼玉県(2,532,400)と千葉県(2,185,800)の間の住宅数(2,326,500)となっています。

持ち家比率、借家比率

都心部である南関東エリアの「持ち家比率」は東京44.8%、神奈川56.3%、埼玉・千葉約64%となっているのに対し北関東エリアは3県とも約70%となっており、持ち家比率の高さが確認できます。
また、持ち家比率の反対の数値に当たる「借家比率」は東京50%、神奈川41%と高く、北関東は28%台と都心部の半分近くであることがわかります。

住宅形態分析

「住宅形態」には一戸建や共同住宅(マンション)というように異なった形態があり、「居住世帯あり住宅数」に占める一戸建の割合では、東京29.6%、神奈川42.5%と低く、埼玉・千葉で55~56%とようやく半数を超えるのに対し、北関東は全県74%前後と4分の3が一戸建であることがわかります。
一方マンションのような共同住宅の比率はその逆で東京68%、神奈川54.8%、埼玉・千葉42%と都心部が高くなっており、北関東は23%以下と全国平均(29.5%)よりも少ない結果となっています。

1住宅当たりの広さ

持ち家の1住宅当たり敷地面積では北関東が367㎡~446㎡であるのに対し都心部は145㎡~265㎡と圧倒的に北関東の敷地面積が広くなっています。
延べ床面積においても北関東平均133㎡、都心部平均103㎡と約30%も差があります。
これは借家でも同様に北関東平均49㎡都心部平均43㎡と約14%北関東が広くなっています。

以上のことから、北関東エリアは関東エリア内で「持ち家比率が高く」「1住宅当たりの面積が持ち家、借家とも広い」という地域特性があることがわかります。

【2006年02月08日00時00分】

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