子育てママの街情報 川崎市【2010年 第 3 回】

【 2010年 第 3 回 】子育てママの街情報 川崎市

中村 真佐子(ナカムラ マサコ)⇒プロフィール

川崎市は多摩川を境に東京都に隣接しています。神奈川県の中でも最も東京に近い川崎市は一昔前の工場地帯のイメージは薄くなり、芸術やスポーツの街として、工場地帯から研究開発拠点として変貌を遂げた産業都市としてこれからも発展が期待されています。

 

川崎市の概要

人口は約140万人。東京湾から多摩川を上流に向かって約33キロの細長い地形です。
1972年に政令指定都市になり現在は7区制となっています。

鉄道は市内を縦断するように、JR南武線があります。横断する路線は南から京浜急行線・JR東海道線・JR京浜東北線・JR横須賀線・東急東横線・東急田園都市線・小田急線・京王線と数多くの路線が横断しています。

川崎市は20代・30代が全国平均や横浜市と比べて多く(17年川崎市国勢調査より)活気のある市ということがうかがえます。

街情報

  1. 川崎・小杉地域(南東部)
    川崎駅は、ミューザ川崎・ラゾーナ川崎が開業したことにより、川崎駅北口・南口ともに大きな商業地域となりました。川崎駅周辺の3つのシネマコンプレックスは、合計31スクリーン・8079席と首都圏では断トツなに大きな規模を誇ります。
    TOHOシネマズやチネチッタでは「ママシアター」があり、赤ちゃん連れでも気兼ねなく映画鑑賞ができます。

小杉駅は現在大規模再開発の真っ最中です。いつの間にかタワーマンションの街と変貌しています。計画中のものも含めて最終的には10棟近くできる予定となっています。
また横須賀線新駅が3月13日開業し、ますます発展に拍車をかけています。
横須賀線が通ることにより、東横線・目黒線・横須賀線・湘南新宿ライン・南武線が利用できるようになり、都心各地へのアクセスが非常によくなりました。

  1. 溝の口・新百合ヶ丘地域(北西部)
    北西部に目を移すと、溝の口駅周辺では、大規模再開発が終了して成熟した街となっています。大井町線が溝の口駅まで乗り入れるようになり、品川方面へのアクセスがよくなりました。駅前の大規模商業施設には、地域住民だけでなく東京や横浜方面からも買い物客が来てにぎわいを見せています。

新百合ヶ丘駅周辺は大規模商業施設だけでなく、川崎の副都心としての機能を合わせ持ちます。また「芸術の街しんゆり」としてアートセンターを中心に、昭和音楽大学、日本映画学校があります。年1回の大きなイベントである、「しんゆり映画祭」は著名な映画関係者を迎え、手作りながらもすばらしい映画祭となっています。

行政サービス

子育て関連の行政サービスを見ていきましょう

先程、川崎市の概要でも触れましたように20歳30歳の人口が多いことから、こどもの数も多くなっています。
保育所の待機児童の数がとても多く、保育所に入りづらい地域となっています。
待機児童の数は平成21年10月時点で1,490人となっています。(川崎市HPより)
4月には川崎保育室が3つ新しく開設されますが、待機児童解消にはまだまだ至っていません。

川崎市は昨年より子育てなど子供全般の部署として「こども本部」をつくりました。
「こども本部」のHPには子育て情報満載で、各区の情報も網羅しています。
そして22年度よりこども本部の中に「保育所整備推進室」が新たに設けられました。
今後の保育所整備に期待がもたれます。

また3月1日に、北部地域に総合周産期母子医療センターがオープンしました。
昨年4月に南部の市立川崎病院の新生児集中治療室が再開しており安心して子供が産める体制が整ってきました。

以上川崎市について、見ていきましたが、政令指定都市であり、街が大きいこともありかいつまんでの情報となってしまいました。このほか、産業にも力を入れていますし、自然も豊富、スポーツも盛んです。私は川崎に十数年すんでいましたが、ここにきて大きな変貌を遂げているのを感じます。そしてそれがまだまだ途上です。
一番の注目地域は小杉駅周辺です。これからの発展がおおいに期待できます。

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