貯蓄のため支出見直したい【2009年 第 2 回】

【 2009年 第 2 回 】貯蓄のため支出見直したい 相談コラム

高原 育代(タカハラ ヤスヨ)⇒プロフィール

 

 

 

  • 相談者
    Aさん一家
  • 家族構成
    夫(42)会社員、Aさん(38)主婦、
    長男(9)、二男(8)

相談内容
毎月の給料内で生活できるよう心がけ、ボーナスには手を付けないようにしています。
主人の給料は残業時間によって2~3万ほど増減します。私は、体を壊し、働くことができません。
収入が増える見込みが少ないため、これから教育費が増えることに関して心配しています。
貯蓄は、「余ったらする」程度。家は、将来親と同居予定のため、購入予定はありませんが、2年後に車の買い替えを予定しています。貯蓄を増やすために、見直すべきところを教えて下さい。

  • 収支表

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 回答
    厳しい状況の中、「ボーナスには手を付けない」という覚悟で、日々の支出を節約し大変努力しておられると思います。気になるのは、現在ご加入の保険が養老保険(学資保険もその一種)中心のため、支払う保険料の割には、保障も貯蓄も中途半端になっていることです。保障は保障、貯蓄は貯蓄と切り離して考えることで、今後、お子様方の成長に伴って増加する教育費に着実に備えることが肝心です。まず、保障について。ご主人の死亡保障は、現状では650万円。お子様が小さいこと、Aさんの体が弱く万一の際にも働きには出られないことを考えると少なすぎるようです。割安な定期保険で不足分を確保してみてはいかがでしょうか。一方、貯蓄という観点から見ても、現在入っていらっしゃるご主人の養老保険とお子様方の学資保険は、満期保険金が総払込保険料を下回ってしまいます。貯蓄効率を上げるため、学資保険の医療特約重複分を解約するなどをご検討下さい。次に、医療費。年間24万円以上支払っておられるので、確定申告をすれば一定金額の所得税の還付が受けられます。
    医療機関からの領収書はもちろん、薬局で薬等を購入(一定の基準あり)した際の領収書、通院にかかった交通費の記録等も残し、毎年忘れず申告することをお勧めします。2年後に予定している車を買い替えの際には、初期費用だけでなく、購入後の維持費用にも気を配りましょう。排出ガスや燃費等の一定基準を満たした車の場合には、減税の対象となる場合も。環境にやさしい車選びは、家計にもメリットがあります。なかなかレジャーや旅行費用への支出をまわしにくいでしょうが、Aさんやご家族がストレスを感じるような無理は禁物です。家計全体を見渡して、長い目で見た無駄を省くよう心がけることが大切だと思いますこのコラムは、熊本日日新聞(2004年4月~2005年3月)に掲載された「家計CHECK」を加筆修正したモノです。
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