「株式投資の心構えと始め方」【2011年 第11回】

【2011年 第11回】「株式投資の心構えと始め方」 ~投資初心者~

長谷 剛史(ハセタケシ)プロフィール

今回は、株式投資初心者向けに「株式投資の心構えと始め方」ということで、株式投資を始める前に知っておくべきことをご紹介します。また、初心者が陥りがちな失敗例を挙げていますので、是非、頭に入れておくことをおススメします。

 

 

 

株式投資は怖い?

株式投資=怖いと思っている方も多いですので、まずは株式投資の特徴を見ていきましょう。例えば100万円を株式に投資した場合(現物取引)、最悪の損失額はいくらになるでしょうか?
そうですね。最大の損失額は投資額全額の100万円になります。投資額以上の負担を求められることはありません。

次に投資した株式が上昇した場合ですが、どの程度上昇するか想像できますか?例えば、ヤフーの株式を上場したときから投資し8年間投資し続けた場合、投資額は390倍になりました。つまり、株の特徴として言えることは、可能性>損失ということです。「許容損失額」を決めることで、それ以上の損失リスクを回避することができますし、ヤフーの例のように投資額が数百倍になる可能性を秘めているのが株式投資です。

株式投資の付き合い方としては、自分が許容できる範囲の金額なら失敗しても大きなダメージを受けることはないですし、投資した結果が大きなリターンになる可能性もありますので、余裕資金で行えば問題ないということが言えます。

株式投資の心構え

心構えとしては以下の3点です。
①許容損失額を決める
②損失を受け入れる
③次の投資チャンスを見据え資金を残す。

②③ですが、自分が投資した会社の株価が下落した場合、損切りできるかどうかになります。目安として投資額の10%~15%下落すれば損失を受け入れ売却し、次の投資チャンスを見据えることが最も重要になります。

事例紹介

それでは、株式投資初心者が陥りやすい5つの事例を確認してみましょう。

1、「値ごろ感」で株を買う・・・何を基準にしていいかわからないので、有名な会社かつ株価が低いものを安全と判断する。
⇒ 株価に定価はありませんし、有名な(名前をよく知っている)会社ということだけで投資をしてはいけません。
2、「値動きのタイミングで買う」・・・過去の株価の動きを見ていると上げ下げのタイミングが一定なので、下落したと判断したところで買う。
 ⇒ 株価は上げ下げの値動きを見るのではなく、株価の方向性(トレンド)を見ることが大切です。将来、過去と同じような値動きをするとは言い切れませんので、右肩上がりなのか右肩下がりなのかという大きな方向性(トレンド)を確認しましょう。
3、「株価が下落したときのことを考えていない」・・・株価が上昇することしか考えていない。
 ⇒ 株式投資の失敗で多いのが根拠のない思い込みです。相場に過度の期待は禁物ですので、投資をする時点で株価が下落したときの対処方法を決めておきましょう。
4、「利益を出して後悔する」・・・売却益を出した後に株価が上昇すると、儲け損なったという気持ちになる。
⇒ どこが高値か安値かは後になってみないと誰にもわかりません。大きな未実現利益よりも着実な実現益が大切です。
5、「株価が下落したら平均購入単価を下げる」・・・下落したところを追加投資して平均購入コストを下げる。
⇒ 下落したら損切り(ロスカット)をして身を守るようにしましょう。下落して購入することは、損失の拡大に繋がりやすいので控えましょう。

以上、「株式投資の心構えと始め方」をお伝えしました。次回は、「投資指標の活用法!」というタイトルで銘柄選びのセオリーを解説しますので、楽しみにお待ちください。

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