[住宅]引越し~憧れの大都市「東京へ」・・・【2006年 第4回】

【2006年  第4回 】[住宅] 引越し~憧れの大都市「東京へ」・・・

松山 智彦(マツヤマ トモヒコ)→プロフィール

前回に続いてまず私自身のお話からしましょう。
私は大学卒業と共に22年住み慣れた大阪を離れ、東京の会社に就職しました。
最初に住んだ所は川崎市の鹿島田の会社寮です。
その後、東京都江戸川区西葛西、横浜市日野、現在の川崎市鷺沼と4回引っ越しています。

 

引越し費用

それぞれの引越しに掛かった費用は、6万円、1万円(レンタカー代のみ)、5000円(自家用車利用)、10万円(レンタカー代、クリーニング代、チップ代等)です。しかし次回の引越しは業者にお願いする事になると思います。
では果たしてどれぐらいの費用になるのでしょうか?WEBの「引越し屋さん検索サイト」から見積をしました。
その結果、引越業者への支払が20万円、ハウスクリーニングが8万円(3DK)。細かい費用を含めると約30万円になります。引越し費用は、見逃しがちだが意外と掛かるものだと実感しました。

東京圏への移住

話は変わって厚生労働省のデータベースに「5年後の移住地」というのがあります。
地域(ブロック)別で移住予定者を見てみますと、東京圏(南関東)は19.2%とトップです(2位は名古屋圏と九州沖縄の18.5%、最下位は東北9.8%)。
また東京圏を次の移住地域としている地域は、北海道、東北、北関東、名古屋圏、九州沖縄で2位、近畿圏、中国、四国も移住予定者が存在します(いずれも1位は同一地域内)。

つまり、東京圏は全地域からの移住予定者が存在し、東京圏内でも移住予定者が存在するという人口移動が激しい地域といえます。
だから東京圏は半世紀で住民総入替え状態になるのですね。

東京圏は、引越業者にとって巨大なマーケット

ところで人は一生のうち何回引越しするのだろうかを考えてみると、「親元を離れる」「結婚する」と2回、または住宅購入を含めると3回というのが東京圏では一般的かもしれません。残念な事にデータ的な裏づけが得られませんでしたが。

その事を踏まえて、また元々人口が多い東京圏は、引越業者にとって巨大なマーケットといえそうです。それを証明するように、平成元年頃から近畿圏に本社を置く引越専門業者が東京圏に進出が目立ちました。

因みに引越専門業は、昭和50年ごろから誕生し、当時は多摩や千里にニュータウンができるなど核家族化が進んだという歴史的背景とテレビ・ラジオの広告戦略が相まって一般に知れ渡り急成長を遂げた業種です。

ライフプランを考える場合、引越し費用が馬鹿にならない事をわすれないようにしたいものです。
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