金投資の基礎知識【2010年 第4回】

【2010年 第4回】金投資の基礎知識 金投資

三次 理加 ⇒プロフィール

金投資は自分に合う手法で

「金投資」には金現物を購入するほかに、金に投資する投資信託やETF(上場投資信託)、金鉱株、金先物取引や金CFD取引と様々な投資手段があります。それぞれの特徴を理解して、自分にあった金投資を行うようにしたいものです。

これらのうち、初心者向けと思われるのは金現物投資です。金現物投資には、純金積立、金貨(コイン)、地金(じがね=いわゆる延べ棒、バー)といった方法があります。

○金の価格表示

金は、日本ではgまたはKgあたりの価格が円建てで表示されます。一方、欧米では1トロイオンス(Troy ounce=ToZ)あたりの価格が米ドル建てで表示されます。1トロイオンス=31.1035gです。そのため、金国際価格を国内価格に換算する際は、重量単位と通貨を換算する必要があります。換算式は、以下の通りです。

国内金価格=国際金価格÷31.1035×為替レート

※為替レートは、TTSレート。

※上記式は概算式。実際には、日本への運賃・保険料なども加味する必要があります。

ちなみに、トロイオンスとは貴金属の重量単位であり、他の重量単位であるオンス(=28.35g)とは異なります。

また、金現物の値段は2本値表示となっています。購入する際は「小売価格」、売却する際は「買取価格」で売買します。外貨預金のTTS/TTBレートのようなものだとイメージしていただければ分かりやすいでしょう。「小売価格」と「買取価格」の差は、おおよそ60円です。ただし、業者によって30円程度のところもあります。売買の計算式は次の通りです。

小売価格=税抜き小売価格×購入数量(g)×1.05(消費税)

買取価格=税抜き買取価格×売却数量(g)×1.05(消費税)

 ※業者によっては、税込価格表示となっている。

つまり、購入時は消費税を支払いますが、逆に、売却時には消費税を上乗せした金額を受け取ることなります。また、地金の場合、500g未満のスモール・バー、コイン・バーにはバーチャージという手数料が別途必要となります。バーチャージは、上記で計算した小売価格に加算、買取価格に減算されます。バーチャージの金額は業者により異なります。

○純金積立

純金積立では、毎月一定額の金を買い付けます。銀行等から毎月一定額を引き落とし、その金額をその月の営業日数で割った額で毎日、金を購入していきます。価格が高い時は少なく、安い時は多く購入することになります。そのため、平均購入単価を下げることできる、いわゆるドルコスト平均法を活用した投資方法です。

また、時間を分散しているため、価格の上昇・下落に一喜一憂することもありません。3千円程度から申し込める業者が多いことから、比較的手軽な金投資といえます。
ただし、業者によって口座管理料や売買手数料が異なりますので、購入を考える際には複数の業者を比較検討するようにすることをお勧めします。

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