毎月赤字で住宅ローンが心配【2009年 第 17 回】

【 2009年 第 17 回 】毎月赤字で住宅ローンが心配 相談コラム

高原 育代(タカハラ ヤスヨ)⇒プロフィール

 

 

 

  • 相談者
    Tさん一家
  • 家族構成
    夫(53)会社員、Tさん(54)主婦、長男(19)大学生
  • 相談内容

 毎月の収支はかなりの赤字。加えてボーナスがありません。住宅ローンがたくさん残っているので、将来のことを思うと非常に不安です。
 住宅ローンは、月々の支払いだけでも苦しいのに、年払い分が約40万円あるから大変。
これまでは保険を解約するなどして対応してきま したが、今後もボーナスが出る見込みもなく、どうすればよいかわかりません。
切り詰められる費目を教えて下さい。

 

  • 収支表

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • 回答
    ご夫婦の老後資金を準備する時期にさしかかっているにもかかわらず、毎月の収支は天引きの財形貯蓄分を相殺しても実質6万円の大赤字。さらに、ボーナスが今後も見込めない状況で、ボーナス払いの住宅ローンが年間40万円超(残期間17年)と、状況はかなり深刻です。貯蓄の取り崩しや保険の解約はすでに限界。思い切った家計の大改革が必要です。まずは、担当金融機関に住宅ローンの返済条件変更(ボーナス払いをやめて月払いに)を相談しましょう。月払いの住宅ローン負担がドンと増えて厳しくなりますが、今後ボーナスを受け取る見込みがない以上は、ここは覚悟を決めて月支出の中でやりくりをして、赤字をなくす努力をするしかありません。住宅ローン以外の固定支出を削減するには、生命保険の見直しが効果大。ご主人の死亡保障を減額し、Tさんの保障も医療保障のみを残すようにすることで支出はかなり抑えられます。また、車を持たない生活にすることができると、ガソリン代や税金などが不要になり赤字の削減には効果的です。

    食費・光熱費等などは日々の節約によって現状の半分を目標に。健康のためにもできれば禁煙し、どうしてもダメならタバコ費は小遣いの範囲内で。

    こういったやりくりだけで赤字をゼロとするには限界があります。Tさんがパートに出て収入を得るという方法もありますが、ご長男にも協力してもらいましょう。ご長男のお小遣いはアルバイト収入等で賄っておられるのでしょうが、生活費を少しでも入れてもらえると助かりますね。奨学金や教育ローンを利用して、残りの学費は自分で働いて返済してもらうという方法もあります。

    家族ぐるみで協力をして、家計の大ピンチを乗り越えていってください。

    このコラムは、熊本日日新聞(2004年4月~2005年3月)に掲載された「家計CHECK」を加筆修正したものです。

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