地域別 専門家マッチングサイト My-Adviser.jp


【全国の登録アドバイザー(専門家)検索】
ご依頼の流れ(企業様向け)
ご依頼・お問い合わせ

 家計コラム 21世紀を生きる20世紀少年・少女

執筆者: Y2カンパニー 西谷 由美子 氏 九州沖縄エリア登録
西谷 由美子 氏のコラム一覧
第2回 受験地獄からお受験へ
]
西谷 由美子 氏
個人プロフィールページ

 今年はお正月から雪が降りましたね。毎年この時期には「雪のせいでセンター試験が混乱したりせずによかったなぁ。」と言ってる記憶があります。もっとも今年の場合は天候による混乱より、インフルエンザ、特に豚由来の新型、子供たち曰く「トンフル」には多くの受験生が惑わされました。このやっかいな病気が受験生の皆様の妨げにならないように祈ってます。

08年のリーマンショック以来、不景気を反映して受験生あたりの受験校数が減り、国公立を志望する受験生が増加、などと言われています。コラムをごらんの皆様はもうご存知、国公立大学と私立大学では受験料はもとより授業料は約53万円対72万円(文系)、100万円(理系)269万円(医学系)と大きく違いますからね(1年間、入学金等は含まず、文部科学省発表)。

ちなみに、幸福なことに私たちはバイト代で軽く授業料が払える恵まれた世代でした。ウェイトレス等は時給300円前後でしたが、家庭教師は週2回で月に1万5千円もらった記憶があります。当時の国立大学は徐々に学費が値上がりしていましたが、それでもこれより少額でした。あ、いつ頃って詳細は聞かないでくださいね、歳が、ってもうカミングアウトしてたっけ。

進学率的に言いますと、高校へは97%、大学・短大へは56%、現役以外の既卒者も含んだ専門学校までを含めた高等教育機関への進学率は77%という数字が出ています。(文部科学省の学校基本調査、H21年度速報値)中学までが義務教育なのですが、もう高校まで行くのが社会の常識、みたいな感じですよね。

もっとも上記の不景気も理由の一つですが、高校に入っても卒業までクラス全員が残っているのが稀な学校もあるそうです。その点は来年度からの高校授業料無償化政策が一助となって事態が改善されることを望みます。

大学に関しては「2007年には大学全入時代となる」と予想されていました。日本中の大学の定員と受験希望者の数を対比すると、少子化に伴い2007年には両者がバランスする、という実態があったためです。しかし、現実には入りたい大学が容赦なく選別されており、何処でも良いというものではなく、大学によっては廃部・廃校などの例も出ています。

当然、大学に入るだけが目的ではなく、卒業後の進路などのその後のことも考えているわけですから競争はなくならないでしょう。しかし、09年末に世間を賑わせたのは、大卒予定者の内定率が73.1%、96年以来最低というニュースでした。

親としては、それを考えればどうしても「将来に備えて子供の能力を伸ばす」、「能力に見合った学校へ進学させる」、「そのためにも早くからの準備が」、、、かくして受験準備のための塾通いがヒートアップする訳ですね。中学受験の準備は小4からが常識、などと進学塾のチラシには書かれています。

平均点、偏差値、志望校合格率、、、数字にして語るのは簡単です。けれど、多少そのような場に係ったものとして言えるのは、その中心にいるのは一人として同じ者のない「生身の人間」。教育の成果は、その評価は、長い年月をかけることが必要だと思います。現在と50年後では価値基準が大きく違うことだってありえますし。

名門と呼ばれる伝統校で学び、人脈を作ることに利点はありますが、そこへ到達することで人生が終わるわけでもありません。バーンアウトしちゃって社会人への一歩が踏み出せなかったり、無事就職しても社会人としての生活には、学校のテストみたいなたった一つの正解があるほうが稀です。

少子化で大事にされて育ち、学習塾で必ず導き出されるたった一つの正解を目指してしのぎを削る、、、だけしか体験していない世代は、世間の荒波に耐えていけるでしょうか。ここはひとつ「ニッポン人の底力」に期待したいところですね。



西谷 由美子 氏のコラム一覧
ご依頼の流れ(企業様向け)

ご依頼・お問い合わせ

「企業向け業務」は(株)優益FPオフィスが取り纏めさせていただきます。
お探しの条件・ご希望などをお申し付けください。



CopyRight 株式会社優益FPオフィス Rright Reserverd. 2007