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 家計コラム 後悔しない住宅ローンの選び方と付き合い方

執筆者: 福田 英二 氏 北陸甲信越エリア登録
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第2回 後悔しない住宅ローンの選び方A―ローン選択の決め手と現状
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福田 英二 氏
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住宅金融支援機構発表の「民間住宅ローン利用者の実態調査」平成21年度第2回調査(H21年12月24日)は、調査対象者(1082人)に借り入れた住宅ローン選択の決め手も聞いている。

決め手のトップには「金利が低いこと」72.0%(複数回答可)が挙っている。低金利が第一位の決め手であることは、この調査で毎回見られる。かつては「金利優遇がある等当初金利が低かった」などの決め手が選択項目(H19年度第1回)だったりしたが、優遇措置競争が常態化した中で「金利が低かった」に一本化して調査をおこなうようになった。このようなことでトップの決め手となったのではないかとみている。

借り入れ住宅ローン決め手の2番目に多かったのは、「住宅販売業者(営業マン等)に勧められたから」29.2%が、3番目には「繰り上げ返済手数料が安かったこと」23.7%が上がっている。この2つは調査によっては前回のように2位、3位の順位が入れ替わることがあるが、借入者の大きな決め手となっている。以下、「勤務先、取引関係など、日頃から付き合いや馴染みがあったから」13.5%、「返済期間中の繰り上げ返済が小額から可能であること」12.5%と続いている(前回調査ではこの二つの順位が逆転している)。



グラフは、選択結果としての住宅ローン金利の性格を示している。大きな流れは、変動型が漸次増加傾向、全期間固定型は緩やかな減少トレンド。固定期間選択型(調査では固定期間を3年、5年、10年、その他としている)は変動型と全期間固定型の狭間で金融情勢次第で揺れ動くといった状況のようだ(対象期間内の平均値は、変動型27.4%、固定期間選択型47.8%、全期間固定型24.8%)。

期中の固定期間選択型平均値が半分近くを占めていることに注目したい。変動型は金利上昇時のリスクを考えると容易に選択し難いが、全期間固定型を選択するまでの積極的なメリットが選択理由として見当たらない。その中間的な−即ち、低金利という目先の有利さを選択しつつも、いつか上がるだろう不確実性にも備える−選択肢になっていると見ている。

この固定期間選択型住宅ローン固定期間によって提供商品数は異なる。住宅金融普及協会の金利情報検索では固定期間3年ものが延べ839、同5年ものが延べ870、同10年ものが延べ914ある(因みに、1年18、2年211、7年104である)。

このうち機構の調査では10年ものを選択する利用者が最も多い。提供商品数が多いということは、取り扱い金融機関数サイドから見ると一番売り易い住宅ローン(それだけ競争が激しいゾーンとも言える)と言えよう。これを需要サイドからみると、ローン借入期間を35年とみなすと当初の10年だけ返済額が確定してスタートすることになり、11年目以降は確定していない(見切り発車に近いものだ)。

こうした住宅ローン選択の現状は、低金利状態が続く経済金融環境下では一つの知恵と考えられるが、皆が皆利用可能かといえば、必ずしもそうではない。ローン利用者自身が総合的な返済資力を冷静に且つ客観的に把握したうえで、主体的に選択判断することが何より必要なことではないか。その際のキーワードは“あんしん”感を得ることだと思っている。そのための判断材料を多面的に提供する役割が私たちアドバイザーに求められている。日頃からそう思って接触している。



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