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 フリーコラム 歯を大切にする

執筆者: 福島FP事務所 福島 久美子 氏 南関東エリア登録
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第1回 一般人も歯が命?な理由(ワケ)

福島 久美子保 氏
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■ 歯と健康の深い関係 
食べる、話す、笑う・・・歯は生活の中で大切な役割を果たしています。その中でも「食べること」は生きる基本であり、楽しみでもありますよね。健康な歯でよくかんで何でも食べることができれば、バランスよく栄養が採れて身体にもいいことは皆さんもご存知のことと思います。

ここでポイントになるのは「かむ」こと。かむことは、物をかみ砕くだけでなく健康を支える重要な働きをしています。かむことの8大効用を、学校食事研究会が「ひみこ(卑弥呼)の歯がいーぜ」という標語で表しています:

「ひ」肥満を防ぐ  「み」味覚の発達  「こ」言葉の発音がはっきり 「の」脳の活性化
「は」歯の病気予防 「が」ガンの予防  「い」胃腸の働きを促進  「ぜ」全身の体力向上

かむことで出る唾液には、消化を助けたり口内を清潔に保つ働きがあるほか、ガンを予防する成分も含まれているのだそうです。また、あごの開閉によって脳に栄養が送られ脳の働きがよくなる、ゆっくりよくかむと満腹感が脳に伝わり食べすぎを防ぐダイエット効果があるなど、かむことには実に様々な効用があるんですね。

フランスの太陽王ルイ14世には歯がありませんでした。歯痛や病の根源を絶つ!という侍医の考えのもと健康な歯まで全て抜かれてしまったのだそうです。この何とも乱暴な処置のせいで、かむことのできないルイ14世は常に胃腸の調子が悪かったといわれています。

よくかめる健康な歯こそが私たちの健康な身体を作り、快適な生活を支えてくれているのですね。


■ 歯とおサイフの深い関係 
歯の健康は、おサイフ事情にも深くかかわってきます。

☆7割半の人が80歳以降も歯にお金がかかる
8020(ハチマルニイマル)運動というのをご存知でしょうか。おいしく物を食べるには20本の歯が必要といわれ、80歳で20本の歯を残そうという運動が厚生労働省と日本歯科医師会により推進されています。

80歳時にどのくらいの人が20本の歯を持っているのかを調べたのが厚生労働省の歯科疾患実態調査(平成17年)で、その割合は24.1%。ちなみに80歳で残っている歯の平均本数は1人9.8本。

つまり、約7割半の人が80歳時に20本の歯を残せておらず、快適に物を食べるために必要な20本のうち平均で約10本の歯を、人工的に補わなければならないということです。あくまで現在のデータなので、将来はわかりませんが、歯の健康に自信の無い人はそれなりの出費を覚悟しておいたほうが良さそうです。

歯科技術の進歩で、高度な治療が受けられるようになってきている分、治療の選択肢が増え出費も増える傾向になることが考えられます。平均寿命の延びに合わせて、歯の寿命も延ばすようにしなければ、歯にかかるお金はますます増えていくことになりそうです。

☆歯が少ないと、歯以外の医療費もアップする!?
歯と健康との深い関係をお金で表したものに、兵庫県歯科医師会が70歳から89歳の人を対象に行った興味深い調査があります。歯が20本以上ある人に比べて余分にかかる医療費を歯の本数別に示しています。

 歯の本数        余分にかかる医療費
歯が全く無い人       約1万5千円/月
歯の数が1〜9本の人    約7千円/月
歯の数が10〜19本の人 約3千円/月
(兵庫県歯科医師会HPより調査結果を元に作成)

歯が全く無い人は年間では約18万円も余分にかかる計算です。元々の医療費と併せて考えると、将来なけなしの年金から負担するのはかなり厳しいのではないでしょうか。

☆ケアすれば歯貧乏にならない
検診やメンテナンスをして健康な歯を保てば上記のような出費の心配はありません。1回3000円として年2回、20年でもかかる費用はわずか12万円。ケアした場合としない場合とでは、生涯で何十万円から何百万円もの差が出てくることも。歯の治療費を他のことに使うことができれば、人生そのものが変わることだって、あるかもしれません。

■ 歯とココロの深い関係 
歯並びの悪さや歯の黒ずみが気になると、思い切り口を開けて笑うことができず、つい消極的になったり、発音がうまくできないなどでコミュニケーションに支障が出たりして、場合によっては性格形成にまで影響を及ぼしかねません。白く健康な歯でさわやかな笑顔はそれだけで周りの人への印象が良くなりますし、前向きな気持ちで自信を持って行動することにもつながるように思います。

それに何より「歯痛はつらい」、これは言うまでもありません。歯はココロの健康にも大切な役割を果たしているのですね。


以上、芸能人だけでなく、一般人も歯が命なワケ、についてみてきました。次回は、治すだけじゃない!今どきの歯医者さん事情についてお話ししていきます。


参考資料:
厚生労働省 「平成17年歯科疾患実態調査」「健康日本21中間評価報告書案」
財団法人8020推進財団 小冊子「めざそう8020」
日本歯科医師会ホームページ、兵庫県歯科医師会ホームページ


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