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2012年 第9回 静岡県の高齢者の健康意識(静岡県の高齢者生活意識調査より)
松山 智彦 

私のコラムでは、主に静岡県を中心とした話題を提供しています。 今回は敬老の日がある9月に合わせて、高齢者の生活意識調査(平成22年)から、静岡県の高齢者の健康意識に関するレポートです。

○  統計データより

今回は静岡県の高齢者生活意識調査(平成22年)のデータから、高齢者の健康意識について、レポートしてみました。

 

図1:現在の健康状態

 

図1の現在の健康状態の問いに対しては年齢層の6割以上が“普通・まあ良い・良い”と回答しています。ただ、年齢層が高くなればなるほど、“あまり良くない・良くない“が増えています。65~69歳と80歳で比較すると2倍程の差があります。一方”まあ良い・良い“は減少していますが、こちらは同じ比較では、33%の減少で、意外と健康自慢が続いている印象があります。

 

「健康に対する心がけている事」の調査(ベスト5)では、1位:規則正しい生活、2位:食事に気をつける、3位:健康診断の受診、4位:身の回りの事は自分で行う、5位:散歩・スポーツをする。となっています。ちなみに男女別だと3位までは同じであるが、男性が4位散歩・スポーツ、5位:身の回りの事は自分で行う、に対して女性は、4位:身の回りの事は自分で行う、5位:気持ちを明るく持つ。と身体面だけでなく、精神面にケアをしているようです。

 

「健康で知りたい事」の調査(図2)では、がんや生活習慣病、認知症予防がそれぞれ50%付近と関心の高さが伺えます。私が興味を引いたのは、うつ病予防が11%もある事で、メンタル系への関心は高齢者も変わらないようです。

 

「健康で知りたい事」の調査(図2)

 

心配事の調査では、1位は「自分の健康の事」だが、2位が家族と同居している人は「家族の健康」、ひとりぐらしだと「病気等時に面倒を見てくれる人が居ない」と両極端が回答になっています。ちなみにひとりぐらしの3位は「災害時の対応」でした。この辺は家族と同居している人とそうでない人で大きく差が出ています。

 

ではその心配事の相談者は誰かという調査では、家族と同居では「配偶者」が、ひとりぐらしでは「子供」が1位でした。家族と同居で男女別にみると、男性は配偶者が1位なのに対して、女性は「子供」が1位でした。男性は妻を頼りにしているが、女性は子供をたよりにしているというのが如実に現れているようです。またひとりぐらしで、「誰も相談しない」では、男性が13%、女性は5%とこの辺も男女差が大きく、女性は男性と比べて社交的なのかもしれません。

 

○  健康寿命日本一!

 

さて、そんな健康調査をピックアップしていきましたが、実は静岡県は男性が2位、女性は1位という健康寿命日本一なのです。ちなみにお隣愛知県は男性が1位、女性が3位という東海地方で2県もベスト3に入っています。

健康に関心が高い事が健康寿命にも現れています。

 

図3:健康寿命ベスト3(男女別・Myしずおか日本一より)

 

※  健康寿命とは・・・「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されています。生活の質を重視する考え方に基づき、平成12年にWHO(世界保健機関)が提唱した指標です。

 

○  まとめ・・・「規則正しい生活」のために

健康寿命が日本一の静岡県。その要因は「規則正しい生活」「食事に気をつける」という高齢者でなくても、心がけたい誰にでもできる行為にあると思います。

 

特に、サラリーマンの方が退職後、時間が足りない生活から時間が余る生活に極端に変わる事によって規則正しい生活がしづらい環境にあります。その余波で偏食がちになったり、運動不足になったりして、心身とも不健康に陥りがちです。

 

規則正しい生活をおくるために、退職前から退職後の一日の予定を作ってみるのも一つの手です。そこでこれまで短かった一日が、すごく長く感じる事に気づくと思います。

 

そこでその長い時間をどのように過ごすか・・・、同じ調査で、今後取り組んでみたい事の第1位が「趣味」、2位「労働」とアクティブに行動する事を考えています。実は50代の前半くらいから始めないと“趣味“といえる領域にはなかなかならないそうです。

規則正しい生活から少しはずれましたが、規則正しい生活をするために趣味を持つ、趣味を持つこと(実践すること)で規則正しい生活になる。こういうサイクルになれるように私もそろそろ準備をしておきたいと思います。

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