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2012年 第9回 今後の高齢者人口の推移と健康寿命 全国と北海道
恩田 雅之  ⇒プロフィール

国立社会保障・人口問題研究所が作成しました「日本の都道府県別状来人口推計」(平成19年5月推計)のデータに基づいて、今後の高齢者人口の推移をみていきます。

65歳~74歳の方の全人口に占める割合は


65歳~74歳の方の全人口に占める割合を、将来推計人口に基づいて5年毎に全国平均と北海道で比べてみますと以下の表のようになります。


図1

 

北海道は、全期間を通じて全国平均を上回って高齢化が進行しています。但し、北海道の割合と全国の割合を差には一定の傾向は見られませんでした。

 

逆に全期間を通じて全国平均を下回った都道府県は、沖縄県だけでした。東京都、神奈川県は2030年までは、全国平均を下回っていましたが2035年に東京都(14.1%)、神奈川県(14.0%)全国平均を上回っています。

 

また、2025年に割合が減るのは、団塊の世代の方(1947年~1951年生まれ)の大半が75歳以上になるためです。

 

75歳以上の方の全人口に占める割合は年々増加傾向

 

図2

 

北海道は、75歳以上の方の全期間を通じて全国平均を上回っています。また、その差が年を追うごとに拡大していることがわかります。

 

75歳以上で全国平均を全期間下回ったのは、首都圏では埼玉県、東京都、神奈川県の3都県で、千葉県は2025年、2030年、2035年は0.1%全国平均を上回っています。

その他の県では、滋賀県と沖縄県が全期間で全国平均を下回り、福岡県は2010以降、全国平均を下回っています。

 

全人口に対しての高齢者、特に65歳以上の方の増加により全国平均でも2035年には33.7%(13.5%+20.2%)になり3人に1人が65歳以上になります。また、75歳以上でみると20.2%5人に1人が75歳以上になります。北海道は、65歳以上の道民人口に占める割合は37.1%、75歳以上では23.4%になります。

 

世帯主が65歳以上の世帯動向

 

では、世帯単位の動向ではどうでしょうか。こちらは、国立社会保障・人口問題研究所が作成しました「日本の世帯数の将来推計(都道府県別推計)」(平成17年8月推計)のデータを参考にしました。こちらの推計は2025年までになります。

 

図3

 

世帯動向でみますと、世帯主65歳以上の世帯が年々増加し全国では、20年(2005~2025年)で10%増加し、推計では2025年に、世帯主75歳以上の世帯が世帯主65~74歳の世帯をより多くなります。

 

北海道は、全国と比較しますと2015年以降、徐々に全国を上回るようになります。世帯主75歳以上の世帯が世帯主65~74歳の世帯をより多くなるのは、全国と同じ2025年になります。

 

健康寿命  

 

厚労省が今年2012年6月1日に発表しました全国の「健康寿命」2010年で男性が70.42歳、女性が73.62歳でした。その年の男性の平均寿命は79.64歳、女性は86.39歳でした。健康寿命との差は、男性で9.22歳、女性で12.77歳になります。

 

厚生労働科学研究 健康寿命のページ(http://toukei.umin.jp/kenkoujyumyou/)には、都道府県別の健康寿命が表形式で載せられています。北海道の「健康寿命」は、男性が70.03歳、女性が73.19歳でした。平均寿命は、男性79.26歳、女性86.57歳でした。健康寿命との差は、男性が9.42歳、女性が13.37歳になり、全国よりその差が大きくなります。

 

北海道が全国に比べて健康寿命が短いのは、長い冬の間、室内で過ごす時間が多くなったり、通院が雪の影響で難しい場合に入院する事で、体を動かす機会が減ることによる影響があると思います。

 

健康で長生き


健康で長生きをするには、体を動かすことと、精神的に張り合いを持つことが必要になります。スポーツクラブなどで定期的に体を動かすことも健康増進につながりますが、北海道の特色を生かして、老後に家庭菜園を通じて農作業を行うことも「健康で長生き」をする方法の1つかと考えます。

 

天気などの自然環境の影響は受けますが、自分のペースで農作業を行うこともできますし、農作物を作ることによって、精神的な張り合いを持つことも期待できます。また、自分たちで食べきれないくらいできた作物を「道の駅」などで販売してもらうことも可能です。

 

農業従事者の高齢化が心配されて久しいですが、逆転の発想で、定年も無く働ける農業の魅力を伝え、その影響で、高齢者が家庭菜園などを通じて農作業に携わり「健康寿命」を伸ばすことが出来たら、素晴らしいとだと思います。

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