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エリア別コラム - 地域:近畿

2012年 第7回 今年のボーナスは?私たちの暮らしは…??
合田 菜実子 

景気低迷、消費税増税、社会保険料アップ、メディアからもあまり明るい話題が見当たらない状況の中、この夏のボーナス、そして私たちの暮らしはどうなるでしょうか??

 経団連が今年5月31日に発表した調査によると、全国の2012年の夏のボーナスは、77万2780円(加重平均)で前年同期比で3.54%減、3年ぶりの減少となっています。また、日経新聞が行った読者を対象とした調査結果では、ボーナスの支給見込み額として、「減りそう」との回答が44%と昨夏に比べて4ポイント上昇しました。
 

 また、楽天リサーチが5月21日に発表した“夏のボーナス使い道調査”の結果によると、上位は、貯蓄や借金返済、生活費の補てんなど、日常生活に密着した内容となっており、先行き不透明な将来のために備えたい、少しでも貯蓄を増やしたいという、消費者心理が伺えます。

 

 

 関西企業におけるボーナスも、全国的な流れと同様に減少傾向にあります。日経新聞がまとめた近畿2府4県に本社を置く主要企業を対象に行った賃金動向調査(2012年4月16日時点)によると、関西企業の年間一時金の支給額は、前年よりも3.23%減り2年ぶりの減少となりました。賃上げ率は全国平均を下回っており、落ち込みが大きい製造業を中心に企業の苦しい状況が伺えます。

 

 都道府県によってもずいぶん額が違いますね。関西エリアでは大阪が最も高く、全国では、最も高い東京都と最下位の沖縄を比べると平均ボーナスは倍以上の差があります。給与も含め企業が集中する都市部の方が収入は多くなっています。

 また、業種や企業による違いもあります。ボーナスランキング(2011年冬のボーナス)を見ると、全体の平均は73.9万円、業種別では医薬品が90.7万円、精密機械が83.9万円、自動車が82.7万円であったのに対し、小売業が47.3万円、ホテル・旅行業は37.5万円とかなり差がありました。また、企業別ランキングではトップクラスだと、平均100万円以上という企業も多数あります。  

 

 “ひとくちにボーナスが減った”、と言っても個々人によってずいぶん懐具合は違いますし、若干不公平感を感じてしまう部分はありますが、欧州債務危機、日本経済の低迷、それに輪をかけた消費税増税や社会保険料の負担増など、世の中全体の流れとして不安材料ばかりが増える中、さらに収入が減少すれば、心理的にお財布のヒモが固くなってしまうのは当然かもしれません。
 とはいえ、たとえ先行き不透明な状況であっても、楽しく前向きに暮らしていきたいと人は願うもの!そのために、今私たちに出来ることを考えてみましょう。

 

 まずすべきは、“ボーナス頼みをしない家計の仕組みを作ること。”マイホーム取得セミナーで、住宅ローンを組む際に「ボーナス払いは無しにしましょう!」というのが、定説になりつつありますが “ボーナス”はおまけ“と捉えて、普段の生活は、毎月のお給料の範囲で何とかやりくりできるように根本的な支出を見直してみましょう。そうすれば、”おまけのボーナス“を”生活費の補てんではなく、“お買い物“や”レジャー・旅行“などに充てられる余裕が出来てくるはずです。


 「そんなの理想論だ」という声が聞こえてきそうですが、生命保険や通信費、自動車関連費といった固定費や、日々のお買い物を今一度見直すことにより、家計をスリム化出来る部分はきっと見つかるはずです。

 

 ただ、ここ数年の不景気で、消費者の“節約疲れ”というのが見えてきているのも事実です。反動で、高級時計やブランドバッグなどが売れているというニュースもよく耳にしますね。不安ばかりが先走って、何もかも“節約モード”に入ってしまうと、長続きしないですし、心まで貧しくなってしまいます。全てにおいて節約を試みるのではなく、本当に必要なものだけにお金を払う、“家計にメリハリ”をつけることが大事になってくるでしょう。



 この夏のボーナスのタイミングを機会に、今一度、現在の家計と今後のライフプランを含め、これからのお金の使い方についてじっくり考えてみてはいかがでしょうか?お金に対する漠然とした不安が解消されれば、夏のボーナスで何か1つ、家族や自分へご褒美が出来るかもしれませんよ。

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登録者の入れ替わりが進む中、倫理面が重視される昨今の世の中で、多くのみなさんに支持頂いているようで、感謝の言葉しかありません。
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