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エリア別コラム - 地域:東京

2012年 第5回 GW! 余暇と行楽を考える
岡本 典子 

余暇の楽しみ方も時代の流れとともに変化してきています。余暇は十分に楽しむことで本業活性化につながる一石二鳥のゴールデン・タイム。今年のゴールデン・ウイークはいかがおすごしでしたか?今回は、最近の余暇の傾向と東京のお楽しみスポットをご紹介します。

余暇の効力

 

 余暇とは「仕事や家事から解放され、自由に使える時間」のことで、英語では「レジャー」と訳され、アクティブな時間のすごし方がイメージされます。

しかし、家でのんびりゴロ寝を楽しみ英気を養うのも、読書をするのも余暇のアイテム。

 

 好きなことに思う存分時間を使いリフレッシュするのは、実は本業の集中力や効率が上がる最高にして不滅の妙薬でもあります。

 その余暇にも、不況の波は大きなうねりをもたらしてきました。

 

「安・近・短」から「安・近・楽」へ

 

 最近の余暇の傾向は「安・近・短」から「安・近・楽」へ。

<お金をかけず、近場で、楽しむ>ことへシフトしています。

 

 日本生産性本部の『レジャー白書2010』によると、レジャー需要は不景気の波を受け節約モードの中、家のまわりの日常型レジャーには勢いが見られます。これは「巣籠り消費」の一環といえるでしょう。余暇活動参加人口の上位3位を見ると、

1.外食(日常的なものは除く)      7,370万人

2.国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など) 6,020万人

3.ドライブ               5,140万人

 

そして、増加傾向にあるのは、

 ・動物園、植物園、水族館、博物館めぐり

 ・カラオケ

 ・学習、調べ物

など。

 

 私のまわりを見まわすと、「日帰り温泉」が大人気です。老若男女を問わず、温泉好きな日本人。手軽に格安料金で温泉気分が満喫でき、往復の交通渋滞に心砕かれることのない格好のアイテムです。

 

 ある休日の午後、大型スーパーと隣接した日帰り温泉のフロントには、30名近い<男性>の列が! 男性用ロッカーが空くのを待つ行列でした。同じ温泉好きでも女性の方が長湯で混み合うのでは?と思っていた偏見が、一挙に覆された一瞬でした。

 

 さて、レジャー熱のダイナミックさは、TV画面に映し出される、年末年始やゴールデン・ウイークの成田空港の雑踏ぶりが象徴的です。

昨年は東日本大震災による自粛でGWの海外旅行は減少しました。しかし、JTBによると、今年の連休中の海外旅行者数は過去最高の2000年に次ぐ水準で、旅行消費は回復。人気はヨーロッパ、ハワイ、台湾、韓国だとか。ただし、海外旅行平均費用は昨年よりわずかに下がっているとのレポートでした。

 

 近場での手頃な余暇の拡大、海外旅行者復活の傾向。

両者が交錯するのが、今の日本の実情といえるようです。

 

東京を巡るには『メトロ&ぐるっとパス』がお奨め!

  

 一押しのメトロ&ぐるっとパスは、東京メトロが4月から発売している「東京・ミュージアムぐるっとパス2012と東京メトロ1日券2枚の便利なセット。入場券や割引券で利用できるスポットは、都内の美術館、博物館、動物園、水族館、植物園など75施設で、チケットブックのお値段は2,800円。75施設中43施設は東京メトロ沿線にあるため、2日間を上手くプランニングして効率良く回れば、大変お得なセットだといえます。また、「東京・ミュージアムぐるっとパス」だけでは、最初に利用した日から2カ月間(平成25年1月31日まで)有効で、2,000円です。

 

  都内でアートを楽しみたい、動物園や水族館を巡ってみたい、植物園で花を満喫したい、また、話のネタを増やしたい、という方にもお奨めです。

 提携75施設の中の2ヶ所を取り上げてみます。

 

・東京都美術館

 4月1日に上野の東京都美術館がリニューアルオープンしました。

 そのグランドオープンを飾るのは、6月30日開催の『マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝』。フェルメールの代表作「真珠の耳飾りの少女」が来日します。別名「青いターバンの娘」とか、「オランダのモナリザ」ともいわれる強烈なインパクトの絵画。あのあどけなく鋭い視線の少女に逢いたくて、わざわざオランダに出かけた友人もいます。東京で見られるこのチャンスを有効に、上野で鑑賞しましょう。パス利用で100円引きとなります。

 

・多摩動物公園

 東京の動物園といえばジャイアントパンダが展示されている上野動物園が有名です。街中にあるため、狭い敷地に隣り合うように檻を作り、さながら動物の集合舎といった趣。飼育し展示されている動物の数は日本一です。

 

 今回は東京郊外の日野市にある多摩動物公園をご紹介します。

 多摩動物公園は多摩丘陵の自然を生かした日本一広い動物公園ですが、アップダウンが激しく山歩きの覚悟が必要です。柵を設けず、飼育場の周囲に濠を巡らして脱出を防ぎ、動物の生息環境、飼育法ごと鑑賞できる見ごたえ十分な動物園です。

 入り口近くにある昆虫園のほか、アフリカ園、オーストラリア園、アジア園と、動物舎を地理学的に配置しています。

 

 小さい子ども連れは、チンパンジーやゴリラ、キリン、ゾウ、そして、ライオンバスにも乗れるアフリカ園を巡るだけでも、結構見て回った気分になるでしょう。

 脚力に自信がある方は、コアラやウォンバットのいるオーストラリア園、近年人気のユキヒョウや頭上をユーモラスに散歩するオランウータンのスカイウォークがあるアジア園、間近を蝶が舞う不思議な異空間の昆虫園など、世界中の動物巡りをダイナミックに楽しむことができます。

 

 多摩動物公園は一年中、遠足でやってくる保育園、幼稚園、小学校の子どもたちや親子連れで賑わっています。

『ぐるっとパス』を使用しなくても、5月4日、10月1日は無料開放日。また5月5日は開園記念日で入園無料!というチャンスも用意されています。

夏は都心より暑く、冬場は寒さが身にしみる多摩丘陵の一角です。歩きやすい靴と温度調整しやすい服装で出かけましょう。

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