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2012年 第4回 就職率
キムラ ミキ 

日本中のあちらこちらから桜の開花の知らせが届き、心躍る4月は、新年度のスタートでもあります。この4月から、新しく社会人として働き始めた人にとっては、覚えることが多い、ドキドキの毎日が続いていることでしょう。

新年度のスタート!

 

私の社会人としてのスタートはもう何年も前ですが、ふと、余裕をもって家を出たはずなのに、入社式に時間ギリギリセーフで滑り込んだ事を思い出しました。きっと、新社会人の皆さんも、これからいろんな失敗を経験することもあるかと思いますが、前向きにとらえて社会人としての成長につなげていって頂ければと思います。

 

就職の状況

私が社会人としてスタートした2001年頃は、ちょうど就職氷河期と言われていた時期。何十社もの会社の説明会にでかけたり、面接を受けたり、したことを思い出します。

 

現在、学校を卒業したばかりの、いわゆる新卒生の就職状況はどのようになっているかを見てみましょう。文部科学省の学校基本調査によると、平成23年3月に卒業した学生の就職率は大学生で61.6%。2001年の就職率と比べてみますと微増とはいえ、半数近くの人が就職できない状況となっています。一方で、平成23年3月に高校を卒業した学生の内定率は、厚生労働省の調べによると、なんと95.2%。調査結果を見ますと、卒業間近になってギリギリ内定がでるというケースもあることが推測されるものの、安定した内定率が維持されているようです。

 

進学率との関係は? 

じゃあ、高校以降の進学をしない方が就職に有利ということなのか?という疑問が浮かびますよね。早急にその結論を出す前に高校以降の進学率のデータを見てみますと、高等教育機関への進学(大学・短期大学、専門学校への進学)が伸び続けていることが一目瞭然です。

 

高校以降の進学率が増加し始めたのは、バブル崩壊後。不況の中でも生き残れるように、子どもに有利な学歴を持たせたいというご両親の強い気持ちが、進学率アップに影響したことは否めないとは思います。

 

 しかし、高校で進学に係るお金のお話を講演させて頂くことがあるのですが、進路相談担当の先生や保護者の方のお話を聞いておりますと、就職が決まらないため進学を選択することにしたというケースも近年、少なくないようです。

 

同調査において、高校を新たに卒業した学生に対する求人倍率の推移を見てみますと、やはり、バブル崩壊直後と比べると半分以下ですし、また求人数の実数については、なんと10分の1以下となっています。就職をしようにも、就職先がないので、やむなく進学を選択するケースが多いことが、お話から実感するだけではなくデータからも容易に推測されます。

 

全国の状況がこうなのですから、いわんや、地方である山陰地方においては、求人倍率、求人数の状況は…。ただでさえ、都市部よりも、進学費用が多くかかる地方からの進学。早く景気回復することが一番のことではありますが、進学の意思がなくとも、まさかの「やむなし進学」に備えて資金準備をしておくことは、重要なことのように思います。

 

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