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2012年 第1回 年始
高橋 佳良子 

あけましておめでとうございます。今年は辰年。干支にちなんで「昇竜」のごとく勢いをつけて1年を乗り切りたいですね。

ところで、この辰年というのは景気の良い年で、日経平均の平均騰落率は+29%と12支の干支の中で上昇率が1位(東京証券取引所が再開された1949年以降)です。

そして、大きな出来事としては、明治維新(1868年)、日露戦争(1904年)、サンフランシスコ平和条約(52年)、東京オリンピック(64年)などがあり、出来事のキーワードは「国際的な出来事」でしょうか。

もしかすると、野田政権が昨年交渉参加を表明した環太平洋経済連携協定(TPP)や為替の円高など日本経済に影響を及ぼす大きな転換点となるような1年になるかもしれませんね。

 

さて、今回のテーマは『年始』。

私たちの懐を左右する、今後の景気の先行きを「家計消費支出」などから見ていきたいと思います。

 

まず、振り返ってみると2008年から少しずつ家計消費支出が上向いてきたところへ、9月にアメリカの投資銀行リーマン・ブラザーズが破綻したことを契機した、いわゆるリーマンショックが起こり、世界同時不況の引き金となりました。

このため、2008年後半から2009年前半にかけて消費が大幅に減少し、なかでも食糧・被服・教育の支出が大幅に下がりました。

 

そして、2010年にまた少しずつ家計消費支出が持ち直してきたところで、2011年に入り、東日本大震災、TPP、円高など日本経済に大きな影響を与える出来事が起こりました。

特に、震災直後から被災地以外の地域でも外食・行楽・被服費などの消費支出を抑制する「消費自粛」現象が見られました。それでも、夏場にかけては消費も上向きになりました。これは、ご存知のとおり、地上波デジタル放送への移行に伴う薄型テレビの駆け込み需要や円高を享受した海外旅行や外食などのサービス消費が持ち直したことが原因です。

 

ただし、震災直後の減産や業績悪化で残業代のカットやボーナスの減少が大きく、勤務先によっては所得環境が大幅に悪化しています。データに出ていない就職をあきらめた人を含めると、失業率もかなり悪化しています。

 

さて、今後はどうなるでしょうか?

 

2012年以降は、家計の負担を増やす制度変更が多くなります。住民税にかかる年少扶養控除が廃止され、中学生までの子どもを持っている多くの家庭では昨年に引き続き増税になり、手取り収入が減ってしまいます。

 

さらに、こども手当ての変更に伴う所得制限の実施が行われ、将来的に所得が下がり手取りが減少する中で、消費を控える気持ちが強くなるのではないでしょうか。

 

3月には、中小企業金融円滑法が期限切れを迎えるため、今まで資金繰り破たんをどうにか免れてきた中小企業も金融機関側が取引先企業の選別を強めていくため倒産する企業が増加するとみられています。日本を支えている中小企業の倒産が増えると雇用不安が増大し、益々お金を使わなくなってしまいます。

 

しかし、政治・政策次第では復興需要の顕在が予想される12年、13年はなんとか持ち直すのではないかとみる向きもあります。

 

財政再建に向けて消費税増税へ向かっていますが、野田首相には増税の前に政治主導によって国民の目に見える形で規制緩和、歳出の大幅なカットなどによる構造改革を行って欲しいものです。そうすることで、民間の活気が引き出されますし、新規の事業が生まれれば雇用や所得を増加させることができるからです。

 

同時に、景気を回復させるために、財政的に浮いた資金を減税や公共事業などに回し、景気を刺激して、雇用や所得を増やして消費者マインドを上げることで、さらなる設備投資につながり、経済が持続的に成長する好循環を作るというわけです。

 

勝手に今後を予測します。

 

2012年 円高・中小企業の倒産、所得の減少・消費マインドの低下

2013年 規制緩和や構造改革が始まる

2014年 構造改革によって、少しずつ社会が変わり始める

2015年 国民が政治に関心を持ち、政治家や政治の価値基準が変わる

2016年 地方を中心とした地域経済が活性化する

 

 

ところで、経済がどう転ぶかわからないここ数年は、あとになって考えると、明治維新のような歴史の転換点にいるのかもしれません。

大人もこどもも、経済の今後をしっかり見据えたいものです。

 

ところで、

みなさんは、初詣には行かれましたか?

 

こんな景気な時代にこそ賑わうのが神頼み。一攫千金を狙って・縁結び・家内安全・家運隆盛・開運・厄除け・出世・事業発展・商売繁盛・健康・安全・病気平癒 などなど祈願は様々。

最近では、パワースポットとしての神社もクローズアップされています。

神社には、得意分野があるとか。

まずは、地元の氏神様、そして目的に合わせてご利益の期待できる神社に初詣に行くのもお勧めです。やっぱりここは、金運アップでしょうか。

 

お勧め初詣スポットはこちらでどうぞ。

http://www.mapple.net/sp_newyear/ranking_01.asp

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