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エリア別コラム - 地域:東海甲信越

2012年 第1回 年始:静岡県の景気の先行き
松山 智彦 

地域コラムの東海甲信越を担当します松山です。私のコラムでは静岡県を中心にご案内をいたします。今回は、2012年の第1号のコラムなので、静岡県の景気の先行きを大胆に予想してみます。はずれたらごめんなさい!

今回は「静岡県の景気の先行き」というテーマでご案内をいたします。2011年は、東日本大震災と福島第一原発事故に日本全国が揺れ動いた一年でした。静岡県でも、津波対策の見直しや浜岡原発の停止などの事件がありました。しかし、県内の景気に関するデータを見てみると悪い話ばかりではないようです。

 

統計データより

 

平成23年12月1日 静岡県企画広報部統計局の発表(データはこちら)による消費者物価指数は、97.7で前年同月と比べ、0.2ポイントの下落となっています。しかし詳細を見てみると、光熱・水道が113.3(前年同月+5.4)、交通・通信が98.3(前年同月+1.4)と上昇しているものがあります。総合指数の寄与度でも、電気代が0.21、自動車関連費が0.19とエネルギー関連が上昇しています。その一方、野菜・海藻類-0.38、果実‐0.1など食料品関連の下落は続いています。

 

エネルギー関連と言えば原発事故の影響を受けているようで、大口電力消費量では、前年同月比9.15ポイントのマイナスになっています。

 

この影響は生産力にも及び、鉱工業生産指数では84.1ポイントで前年同月比‐2.6、新築住宅着工戸数が1890戸で前年同月比‐7.80となっています。

 

しかし、景気動向指数(データはこちら)は90.7(CI一致指数)で前年同月比+10.8と上昇傾向にあり、平成21年の60ポイント割れ以降上昇傾向が続いています。ただ、懸念材料を挙げるとすると、その上昇トレンドが9月で一服している事と先行指数が2ヶ月続けてマイナスになっている事があります。

 

将来予想


・統計データから「まだまだ景気拡大局面?」

 

消費者物価指数のトレンドがまだ下落が続いています。私達消費者は、「いいものを安く買いたい」という希望があるので、この指数の下落は一見いい事のように見えますが、販売の立場にたつと、下落は売上げ減になります。経済全体でみると、売り上げ減はやがて消費者の収入源として跳ね返ってきます。だから、消費者物価指数の下落は、私達にとってマイナスな面がある事を知っておいて下さい。

 

話を元に戻して、消費者物価指数は下落している一方で、景気動向指数では、上昇に転じており、その中では有効求人倍率、建築着工床面積、鉱工業消費財出荷指数上昇を支えています。

 

短期的には、これら景気動向指数の上昇をささえているものが消費への原動力に変われば経済の活性化に寄与することが期待できます。

 

ただ、長期的には、上昇トレンドだった景気動向指数に一服感が見え隠れしています。静岡県における景気の拡大期間の平均は36ヶ月で、前回の景気の谷(平成21年9月)からだと、まだ1年ほどあり、拡大の余地はあると予想します。

 

・「新東名の部分開通」と「富士山静岡空港」

 

統計データ以外からデータを拾っていきます。

 

静岡県といえば、日本の大動脈である東名高速、東海道線、東海道新幹線があります。しかし、これらは飽和状態と言われています。鉄道は山梨県・長野県を経由するリニアモーターカーが着工予定です。

 

道路の方では、今年の初夏に新東名高速のうち、静岡県のほぼ全域にあたる御殿場JCT~三ケ日JCTが開通します。新東名高速は東名高速の山側を通る片側3車線の道路で、最高速度を120kmにする事も検討されています。

 

これを利用すると、清水ICから東京ICまで95分とこれまでより15分短縮されます。全国の出荷の1割を占める清水のバラも、よりよい鮮度が保てます。また静岡中央卸売市場からはこれまで清水IC(所要時間:約15分)か静岡IC(所要時間:約20分)を利用していたが、新静岡ICが近くに出来るので、高速道路までの所要時間短縮が期待できます。

 

すでに開港している富士山静岡空港を見てみますと、都道府県別の外国人観光客の伸び率で全国第5位と躍進しています。静岡県は県東には伊豆半島、富士山。県央には、清水港、大井川、県西には浜名湖と観光名所がたくさんあります。しかもいずれも外国人には人気のスポットです。外国人宿泊数の伸びも開港年に比べて50%を超えています。観光面を含めた富士山静岡空港の経済効果は160億円(県内最終需要)に達しています。また新東名高速道路も新金谷ICから近く、連携もばっちりです。

 

こういったインフラ面がますます充実する事は、日本の国内外に静岡県の魅力をもっとアピールできるものだと思います。産業面や観光面において、静岡県にはもっと期待してもいいのではないかと私は思っています。

 

おまけ「静岡県内の初詣」

静岡県の初詣といえば、

・来宮神社(熱海市)

・三嶋大社(三島市)

・富士山本宮浅間大社(富士宮市)

・修禅寺(伊豆市)

・静岡浅間神社(静岡市)

 

などの有名スポットが多くありますが、

県西の人はお隣愛知県の豊川稲社(愛知県豊川市)が行く方も多いようです。

豊川稲荷は、静岡浅間神社が51万人に対して、100万人が初詣に訪れる有名なところです。

しかし、愛知県には230万人も訪れる熱田神宮(名古屋市)があり、上には上がいます。

でも、きっとご利益は、それぞれですよね・・・。

 

データ出所:「統計センター静岡」http://toukei.pref.shizuoka.jp/tokei/index.asp

「新東名高速」http://www.c-nexco.co.jp/shintomei/index.html

「富士山静岡空港」http://www.mtfuji-shizuokaairport.jp/index.html

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