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第39回 残債減らし新築したい
佐藤 名ゝ美 

●相談者
Nさん

●家族構成
Nさん(39)公務員・妻(35)専業主婦・長女(8)・次女(6)

●相談内容
5年前に中古で購入した築30年の家が老朽化。5年から10年後をメドに、1,800万円程度で小さな家を新築したいと考えています。
ただ、まだ残債が1,500万円ほどあるので、今のペースで繰り上げ返済をしても、あと10年くらいはローン返済を続けなければなりません。
できるだけ債務を減らして、新築の際の頭金を貯めるために、切り詰められるところ、産運用の方法などを教えてください。

 

●回答

まず、前建て替え予定の5~10年後に、今お持ちの住宅ローン残高がどれくらいになっているのか試算してみました。Nさんは変動金利ローンをご利用ですから、正確な金額を算出するのは本来不可能なのですが、金利変動をあえて無視して計算してみると、5年後で1,000万円前後、10年後だと650万円程度というのが一応の目安となりそうです。

これを減らすには繰り上げ返済が有効ですが、そうすると反対に、次の頭金はなかなか貯まりませんよね。ご本人は「残債を減らして…」とおっしゃっていますが、Nさんのように残債をお持ちのまま新たなローンをご予定の場合、結局問題となるのは、全ての(新旧合わせた)ローン残高の合計額です。現在、変動金利型のローンをご利用であることを考えると、今すぐに取りかかっても、数年先に延ばされても、最終的な負担にはほとんど差が出ないのではないでしょうか。

ですから、ライフプランという観点からみた場合には、2人のお子さんの高校進学が目前となる5~10年後よりも、義務教育期間が始まったばかりの今の方が、逆に取り組みやすいかもしれませんよ。

それでも「とにかく残債を減らしてから…」ということでしたら、
①節約すること
②建て替えの頭金に予定している資金を高利で運用していくこと
ぐらいでしょうか。

節約について、見直したい支出のナンバーワンは、なんといっても生命保険料です。どんな保障にいくら支払っているのか今一度しっかり見極めて、余分のものは躊躇なく削ってください。

資金の運用については、少なくとも住宅ローン金利を超えるもので。できれば平均5%ぐらいのリターンを目標にしたいところです。

これらの全てを自分で考えていくのは、非常に大変な作業です。実務経験豊富なファイナンシャルプランナーに、継続的なサポートを依頼なさることをおすすめします。

このコラムは、熊本日日新聞(2004年4月~2005年3月)に掲載された「家計CHECK」を加筆修正したモノです。

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新着情報

2019.01.15
【講演会のご案内】
登録メンバーの 佐藤益弘氏 が、2月8日(金) に 毎日新聞主催 朝日新聞後援「今考えたい!後悔しない土地活用 賃貸住宅経営のリスクと対策セミナー」にて講演を行います。
2019.01.01
【新年のご挨拶】
2019年・・・あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
マイアドバイザーもサイト誕生から14年(現在の体制になり12年目)になりました。
今年は元旦より、運営者である㈱優益FPオフィスの佐藤益弘氏が朝日新聞の誌上にてコメントをの弁させて頂いております。
今年のテーマは「変化」です。出来るだけ早く新たなフィールドに進めるよう精進しますので、ご期待下さい。
今年も変わらぬご愛顧をよろしくお願いいたします。
2018.12.29
【年末のご挨拶】
2018年・・・今年1年、マイアドバイザーをご愛顧いただき、誠にありがとうございました。感謝申し上げます。
今年はマイアドバイザーにとっては、熟考し、正直あまり動く事ができなかった一年でした。
そんな中、総PV(ページビュー)数が「4,000万PV」に達成し、また、閲覧総数(ユニークユーザー数)も700万人に達成することができました。
SEO対策などweb上の誘導施策を行わず、地道に「顧客利益優先」原則に基づき、実務家FPの活動をしてきて、12年。
登録者の入れ替わりが進む中、倫理面が重視される昨今の世の中で、多くのみなさんに支持頂いているようで、感謝の言葉しかありません。
そんなマイアドバイザーですが、来年以降も変わらぬご愛顧をよろしくお願いいたします。 また、来年!
マイアドバイザー運営者 株式会社優益FPオフィス 佐藤益弘

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