コラム
- 2018年第1回 CFP試験(金融)
- 感想 問題46 上場株式等の配当
- 樗木 裕伸 ⇒プロフィール
今日は、前回(2018年第1回)の問題46の感想です。

このコラムは、株式会社優益FPオフィスのFacebookページで掲載されたコメントを転記しています。
2018年第2回 金融資産運用設計のCFP試験対策講座の講師を担当する 樗木裕伸(おおてきひろのぶ)です。
今日は、前回(2018年第1回)の問題46の感想です。
問題46は、上場株式等の配当に関する問題が出題されました。
上場株式等の配当の課税に関しては、源泉徴収で完結する申告不要制度、総合課税の配当所得、株式の譲渡損との損益通算を念頭に申告分離課税の3つの選択肢があります。
本問では、2017年度の税制改正を踏まえて、所得税と住民税で異なる選択をした場合が問われました。
本問では、所得税が総合課税、住民税が申告不要制度と指定されているので、知識さえあれば問題なかったと思います。
ファイナンスの計算が苦手な方は、この種の問題は確実に解けるようにしておきたいものです。
ポイントは、総合課税の税率が10%であることから、課税総所得金額が1000万円以下であること、その場合の配当控除が10%であること、でした。
11月に向けて勉強している方は、それぞれの場合を計算して一番有利な課税方式を選択できるように準備しておきましょう。