コラム
- 2018年第1回 CFP試験(金融)
- 感想 問題41 確率・期待値の計算問題
- 樗木 裕伸
今日は、前回(2018年第1回)の問題41の感想です。

このコラムは、株式会社優益FPオフィスのFacebookページで掲載されたコメントを転記しています。
2018年第2回 金融資産運用設計のCFP試験対策講座の講師を担当する 樗木裕伸(おおてきひろのぶ)です。
明日から過去問解説講座がスタートします。
いよいよ金融は試験まで1か月を切りました。
受講生のみなさん、エンジン全開でがんばりましょう!
今日は、前回(2018年第1回)の問題41の感想です。
問題41は、確率・期待値を計算させる問題でした。
毎回、確率を問う問題がこの問題番号の前後で出題されます。
今回は、設問にツリー状の図が書いてあり、1期間ごとに結果が分岐していく流れがわかりやすく説明されていましたので、各事象の確率は、求めやすかったのではないでしょうか。
今回は、設問にツリー状の図が書いてあり、1期間ごとに結果が分岐していく流れがわかりやすく説明されていましたので、各事象の確率は、求めやすかったのではないでしょうか。
ただ、「コール・オプションの期待値」と言われた時に、ピンとこなかった方もいらっしゃったかもしれません。
2級で学習した知識を思い出していただくと、コール(買う取引)は、原資産の価格が高くなった方が、価値が高まり、原資産が権利行使価格を下回っていると価値0となる、んでしたよね。
ですから、期待値は、102円と106円の時を考えれば良かったのです。
それぞれの価値は、(102ー100)円と(106-100)円ですので、それぞれの確率をかけて合計すれば答えがでます。
確率の問題は、一見、何を問われているのかわかりづらいかもしれませんが、計算自体もシンプルなものが多く、短時間で解くことのできる問題が多いように思われます。
試験の後半部にあるため、前から解いた方は、ここまでたどり着かないことも多いかもしれません。
過去問を数回分解いていただくと、なんとなく出題の雰囲気がつかめると思います。
相対評価の試験では、限られた時間で何を解くか、作戦を練っておくことも合格のコツと言えるでしょう。