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◆テーマ   〔派遣〕人材派遣(件数、業種など)  

  自分を活かすワークスタイルを選択しよう!

051005

「人材派遣」という雇用形態を知ったのは、私がOLだった頃。
当時はバブル期で、景気もよく、人手不足で就職も容易な時代ではなかったでしょうか。若い女性の多くは、あえて正社員で拘束されるのは嫌だからと派遣を選択し、しばらく働いては、しばらく遊ぶ・・・という自由なライフスタイルを送っていると知り、私も憧れを持ったものでした。

もちろん、それだけではなく、自分に合った仕事を探すため、スキルアップのため、多くの企業を見て、視野を広げるため、そして自分自身の可能性とチャンスを得る、という目的にも、派遣という形態が、若い女性に浸透していたのかもしれません。

一昔前は、(私の中では)女性が自由を謳歌するための「派遣」というイメージでしたが、近年ではどうでしょうか?

厚生労働省の調査によれば、平成15年度(平成1541日〜平成163月末日)の全国の派遣労働者数は236万人(前年度比約10.9%増)に達します。福岡県では平成16年度法人企業統計調査(労働者派遣事業)より、平成17111日現在で就労している派遣労働者数は31,655人で、平成15年度は▲3.0%と減少したものの、平成16年度は45.8%増と大きく増加していることがわかります。

そのうち、男女比では女性が7割を占めていますが、前年度比は、女性31.2%増に対し、男性は112.2%増。もはや派遣は女性の働き方というイメージはまったくの時代錯誤に!?
1999
年以降、労働派遣業法改正で、派遣できる仕事が緩和されたことも要因なのでしょう。

派遣先でも専門的な業務内容での人材ニーズが高まってきており、ソフトウェア開発を筆頭に、営業・販売、製造業務、テレマーケティング、機械設計と、オフィスワーク以外の業務で資格や経験を持った人材が多く求められる時代になっています。男性でも、あえて正社員ではなく、「専門的な技術や資格を活かせる」からという理由で派遣という働き方を選ぶ人が増えているようです。

もちろん正社員では希望の職種に就けない、年齢的に正社員での雇用が厳しい、ということもあるでしょうが、ある意味、派遣は、それまで培ったスキルや経験や得意なことがより活かされる働き方といえそうです。「適材適所」という言葉がありますが、派遣は適した人材を適した仕事とマッチングさせる、大変効率の良いワークスタイルなのかもしれません。

ライフプランを考える際には、「どんな人生が送りたいか」を考えましょうというのが、ファイナンシャル・プランナーの常套句だったりしますが(私もよく言います)、これからの人生の様々な選択の場面で大切なのは、正社員にしろ、個人事業にしろ、派遣にしろ、どんな働き方なのかよりも、どんな仕事がしたいのか、そのためにはどのような働き方がいいのかを自分で判断できることだと伝えていければ、と4回にわたる「仕事」をテーマにしたコラムを通して、私自身強く感じ始めています。


平川 すみこ

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◆テーマ   〔個人事業〕起業(件数、業種など)  

  あなたのコア・コンピタンスは何ですか?

050928

独立・起業セミナーが花盛り ― 福岡でも、石を投げればセミナーにあたると言ってもいいくらい、日々あちらこちらで催されています。私も時々こういったセミナーに参加してみるのですが、いつも参加者の多さと、溢れかえる熱気に圧倒されっぱなしです。

先日も福岡市内で開催された「女性起業家セミナー」に行ったところ、席を追加で補充するほどの盛況ぶり。参加者はもちろんすべて女性。もちろんこれでもごく一部ですが、ここに集まっているこれだけの女性が、事業を始めようと機をうかがっているのかと感心すると同時に、果たしてどれくらいが実際に創業し、事業を軌道に載せて存続させていくことができるのだろうか・・・と思わずにはいられませんでした。

平成16年度事業所・企業統計調査によると、平成13年〜16年の新設事業所数は約70万所。そのうち、北九州市・福岡市圏内では約34000所ですが、それに対して廃業事業所は約48000所。事業所の増加率は5.1%もマイナスという結果がでています。

事業を継続していくためには、何が必要なのでしょう。事業ビジョンはもちろん、資金調達や顧客開拓、経営自体のノウハウもとても重要には違いありません。

でもそういったテクニック的なことは、いつでも学ぶことができます。何よりもまずは、自分は何ができるのか、自分にしかできないこと、自分だからできること、そういった事業のコア・コンピタンス(core competence、他に真似できない核となる能力)をしっかりと持つことが大切でしょう。

「ピラティス」というエクササイズをご存知でしょうか?ハリウッド女優の間でブームとなり、ここ福岡でも最近教室があちらこちらにでき、女性参加者が増加しているようです(私もその一人ですが・・)。このエクササイズの特徴は、体幹を安定させ、背骨や内蔵を支え、手脚をよりスムーズに正確に動かしながら行います。つまり、身体の中心にコアを作ることで、各部位が協力作用しながら、全身が機能的に動き、理想的な姿勢と体型を形成させていくのです。実際にやってみると、下腹部にコアをつくり身体を安定させることで、手脚がどれほど楽に動くのか実感できるようになります。逆にコアができていないと、不必要なところに力が入り、手脚を動かすのが苦しいばかりでなく、エクササイズの効果も半減してしまいます。

事業も身体と同じように、コアをしっかり保つことが、全体の動きをスムーズにし、継続発展させていくことにつながるポイントではないでしょうか。これから起業する方も、すでに事業をされている方も、事業と自分自身のコア・コンピタンスは何か、見つめ直してみませんか?


平川 すみこ

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◆テーマ   〔転職〕転職・離職(件数、業種など)  

  「転がる石に苔をつけていこう!!」

050921

「転職」というと、思い出すことわざがあります。

転がる石に苔はつかない

このことわざでは、苔がついたほういいのか、つかない方がいいのか、相対する2通りの解釈があり、どっちを覚えるべきか学生時代にも迷った経験がある方も多いことでしょう。

1:転居や転職を重ねていると、財産も地位も身につかない
2:常に活動しているものはいつまでも古くならない

日本では1の解釈をし、「石の上にも3年」ということわざもあるように、耐えること、続けることが美徳だとして、転職を良しとしない風潮がありましたが、それももはや時代遅れ。今や、よりやりがいを求めて、キャリアアップのため、収入アップのため、いわゆる自己実現のために、転職をすることは、むしろ自然なことだととらえられてきているいようですが・・・

今年7月9日に発表された「平成14年就業構造基本調査結果」によると、転職経験者は約5割。転職率が高い地域は、1位が沖縄県(6.2%)、2位が福岡県(5.9%)と上位になっています。全国の中でも、沖縄、福岡には「転がる石」が多いようです。

年代別では、男女とも20〜24歳の割合が一番多く(厚生労働省「雇用動向調査」)、20〜34歳までの転職経験率は50%を越えるという現状から、一度就職したものの、数年で、より満足できる環境を求めて転職する若年層の様子がうかがえます。「若年には適職志向、すなわち自分の希望する職種で自分の能力を高めたいという志向があり、転職先には業務レベルの向上を求めている(「国民生活白書(平成15年度版)」)」ということが、“前職よりもレベルの高い仕事につけた人ほど転職後の満足度が高いと考えられる”という「若年層の意識実態調査報告」からも言えるようです。

しかし、1回の転職で適職と巡り合うことは幸せかもしれません。「転職回数が増えるにしたがい、転職に満足している人の割合は低下する傾向」にあり、より良い転職先を求めて転職を繰り返しても、逆に採用条件は厳しくなり、希望の仕事との乖離が広がってしまうのであれば、なんのために転職をするのかということになってしまいます。

転職するたびに、さらにキャリアアップし、満足していくことができるのであれば、「転がる石」であることは、とても意味があることでしょう。

でも、単に転がりつづけるだけでは、前に進んでいくことはできないのかもしれません。肝心な所ではとどまってキャリアという苔を身につけて、そしてまた理想へ向って転がっていく・・・「苔をつけながら転がる石」となることが、良い転職の鍵ではないでしょうか。


平川 すみこ

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◆テーマ   仕事 【新卒者】就職活動(人気企業、業種、賃金)  

  就活の理想と現実〜社会のサポートが必要な時代に!?

050914

学校を卒業して就職する―それは社会への旅立ち。親の保護の元から、経済的にも独立し、いわゆる大人になる第一歩ですね。そんな社会人への第一歩を踏み出すステージとして、就職企業に対する憧れや期待感でいっぱいに就職活動に取り組む学生の姿は素晴らしいものですね。

それを反映しているのが、毎年発表される「新卒就職先人気企業ランキング」。ランキングに登場する企業は、ほぼ誰もが名前や事業内容を知っていて、CMでも見たことがあるなという認知度の高い企業です。年によって人気業種の変動がありますが、まさに時勢に沿ったブランド指向の意識が現れていると感じます。でも、人気企業は競争率も高い!だからこそ就職したい、自分がその企業から必要とされたい、と自分自身の意欲を奮い立たせているような気もするのです。

でも、憧れ企業は高嶺の花と割りきったとしても、進むべき道をみつけることを断念してしまう学生も多いのでしょうか。現在、大学を卒業しても、約10万人近い学生が就職も進学もしていないという現実があるそうです。文部科学省の「平成17年度学校基本調査速報」によると、平成17年3月大学(学部)卒業者数55万1千人のうち、進学も就職もしていない者(家事の手伝いなどで,就職でも大学院等への進学や専修学校・外国の学校等への入学等でもないことが明らかな者)は9万8千人で,卒業者に占める比率は17.8パーセントとのこと。前年度より若干減ってはいるようですが、数値に隠れている学生の心情を思うと、なにか割りきれなさを感じてしまいます。彼らは今度いつ社会への意欲を持つことができるのでしょうか。

ニートと呼ばれる15〜34歳で家事も通学もしていない非労働者が、昨年度65万人(うち、九州・沖縄は7万人)という現状は、これから就職活動をする学生にも不安や無気力感を増長させるものではないでしょうか。

そこで、文部科学省は、大学などで行われている将来の目標や職業意識を学生に持たせるためのキャリア教育を重点的に支援する方針で、平成18年度予算の概算要求に約7億4000万円を盛り込むことを決定。すでに、九州でもマンモス校の福岡大学では、「日頃から社会との関わりを深く意識し、就職・進路を早い時期に考え、自己の能力や適性を活かす方法を学ぶことによって、来たるべき就職活動に役立つ能力」を養うため、1年次より就職・進路のガイダンスが実施されています。また、某大学生向け就職支援サイトでは、保護者のサポートが大事だと「保護者版サイト」も新設。学生の就職のために、社会全体の支援が必要な時代になっているといえるでしょう。


平川 すみこ

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