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テーマ   〔相続〕

  葬儀代は経費になりますか?

060815

葬儀は人生最後の大きなイベントです。亡くなられた方の希望もある程度反映されます。派手なことを好まれる方の葬儀は派手になり、節税に普段から関心がある方が亡くなられたら、残された方も節税を考えるのではないでしょうか。
以前こんな質問を受けたことがあります。
「会社の創業者の葬儀代は、会社の経費になりますか?」

いろいろな考え方があるとは思いますが、私なら
「経費にできますが、手間を考えると家族葬のほうがよいのではないでしょうか。」と答えます。(税務の判断は、税理士にご相談ください。)

社葬にすることによる注意点も気に留めておきたいところです。社員や来場者に亡くなられた方の人間関係のことが分かってしまいます。また、社葬にかかわっている時間、社員の方は営業活動ができなくなります。そして、社葬にするかどうかのルールを決めておく必要があります。例えば、「会社にとって功績があった」、「業務中に亡くなった」などです。思った以上に手間がかかります。

では、家族葬にした場合どうなるでしょう。
葬儀代は相続財産から差し引くことができます。(ただし、香典返しなど経費にならないものもあります。)よって、相続税の節税になります。社葬と違い、お金の計算を急ぐ必要はありません。亡くなられた方や親族の方の意志によって小ぢんまりとお金のかからない葬儀を行うこともできるでしょう。

葬儀にいくらお金をかけるかは個人の自由です。また、税金の支払を少なくしたい気持ちも良くわかります。ただ税率は、法人税が大きな会社であれば40%強、相続税は最大50%となりますので、一概に社葬のほうが良いとは言えません。

お金も大事ですが、葬儀のときは損得勘定抜きで亡くなられた方に心より感謝できるようにしたいですね。創業者が亡くなられても、創業者の心はずっと多くの方の心の中に残っていくのですから。


上津原

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テーマ   〔相続〕 

  墓石も脱ブランド時代?

060808

お墓は先祖を敬う気持ちの現れであり、私たちが人生の旅を終えた後に収まる場所でもあります。お墓をお持ちでない方は、「自分にもしものことがあったら、お墓はどうしよう。」と考えたことはありませんか。場所をどこにするか、どんなお墓にするかなどと悩みは尽きません。もちろん、お金のことも気になります。最近は「マンション墓地」といった選択肢もあります。とはいえ、マイホームよりも長い付き合いになるお墓だからこそ、立派なものにしたいのが本音かもしれませんね。

特に気になるのは、どんなお墓にするかです。必要なお金は、どの産地の墓石を使うかで決まってきます。瀬戸内海沿岸は、お墓に適した良質な石の産地でもあります。山口県の「徳山みかげ」、愛媛県の「大島石」、香川県の「庵治(あじ)石」が良く知られています。いずれの石も高級品で、例えば徳山みかげの場合、山口県内のとある霊園に見本で置いてあった高さ150cm程度の小さな墓石でも120万円ぐらいしていました。

多くの方が、「墓石は国産のみかげ石でなければ。」と思っておられるでしょう。
ところが、最近はちょっと事情が違うようです。地元の石材店に話を聞いてみると、
「地元の徳山みかげもいいですが、外国産の石も悪くないですよ。」
といわれました。実際、石材店に行くと、インド産や中国産の墓石があります。100万円でおつりがくる程度の値段で立てることもできます。また、外国産といっても、見た目は国産のものと変わりません。品質もほとんど差がないと聞きます。墓石を手ごろな値段で手に入れたい方にはいい時代になりましたね。

先祖を敬う気持ちの大小はお墓にかけた金額によって決まるのではなく、その後のお墓参りや手入れにどれだけ心を砕いたかではないでしょうか。となると、墓石を無理のない予算に収め、永代使用料が多少高くなってもお墓参りのしやすい場所に立てるのもひとつの考え方ですね。
高価な墓石で墓を立てるよりも、普段から先祖を敬う気持ちのほうが大事だと、あなたは思いませんか。


上津原

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テーマ   〔相続〕 

  「相続税を払えることに感謝」

060801

相続税の申告が終わったら、次に待っているのは、不動産登記などの残された方へ財産を移す手続きと、相続税の支払いです。相続税の支払いには、現金、分割払い(延納)、そして相続財産で支払う(物納)といった方法があります。延納には利子がかかり、物納は手続きに時間がかかるということもあり、多くの方が、現金で支払われます。

では、相続税はいくら支払われているのでしょうか。
平成16年度の国税庁の統計を見ますと、下記のとおりです。

中国地方

四国地方

相続税の納税額

276.8億円

178.2億円

相続人一人当たり

491万円

515万円

課税価格2億円以下

76.1

72.4

四国地方の方が、1回の相続によって引き継ぐ財産が多いということになりますね。

相続財産があるというと、はたから見るとうらやましく思える話です。
ところが、必ずしもうらやましい話ばかりではないようです。すぐに現金にできる財産であればよいのですが、家族の中の立場や役割によって、価値はあっても手放すことのできない財産を相続することがあります。
「上場企業の株を相続したが、投資経験がないのでどうしたらよいかわからない。」
「実家しか相続財産がなく、兄弟で財産をどのように分けようかと悩んでいる。」
「会社のオーナーだった父が、後継者を決めないままに亡くなってしまった。」
といった話、皆さんも聞かれたことはないですか。

相続財産には、借入金などの負債もあります。また、目に見えない負債もあります。実家を相続すると、ご近所づきあいや、夏季休暇や正月休みにやってくる親族へのもてなしが待っています。親が経営していた会社の株を相続すると、金融機関や取引先や従業員との人間関係に頭を悩ませることになります。

実は、目に見えない負債は、人間を成長させる財産でもあります。与えられた役割や使命に気づくことによって、他の親族の方からも慕われ、社会的信用もついてきて、そして経済的に豊かになるのではないでしょうか。

どんな財産を受け継いでも、どんなに税金を払っても、
「ありがとう。」
といえるようになりたいですね。


上津原

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テーマ   〔相続〕

  相続とは成功体験を引き継ぐこと

060725

私が税理士事務所に勤めていた13年前。私は上司に言われ相続対策の担当になりました。最初の仕事は、お客様の葬儀に上司と共に参列し、上司が相続申告までのスケジュールを説明するのを、ご親族の方と一緒になってお聞きすることでした。

相続申告は、相続人の皆様と話し合いをしながら、10ヶ月かけて行います。その間、預金通帳などの財産を整理し、遺言書があれば、第三者の立会いの上開封します。自宅などの権利書がないかどうか、借入金や未払い金がないかも確認します。正確さも求められ、しかも時間がかかることから、辛抱強くないと務まらない仕事です。

では、相続はどのくらいの頻度で起こっているのでしょうか。
国税庁の統計資料を見ますと、平成16年度の相続税の申告数は、中国地方で2,394件、四国地方で1,498件です。ちなみに、相続人の数は中国地方で6,733人、四国地方で4,261人となっています。相続税の申告数は実際の相続のおよそ5%といわれています。大まかに計算すると、相続の件数は中国地方で年間47千件、四国地方で年間3万件といったことになります。結構多いですね。

誰もが、相続をもめ事なく終えたいと思っています。ところが、相続人同士で「争族」になることも少なくありません。一説によると、税務署に申告数の2倍以上のトラブルが、裁判所に持ち込まれるといわれています。
では、「争族」にならないためにはどうすればいいでしょう。遺言書などの書面をそろえておくことも大事です。でも一番良いのは、まとまった休暇が取れる時期に、直接本人の意思を確認して家族全員で話し合うことではないでしょうか。財産のことだけでなく家族の役割についても話し合っておきたいですね。

本来相続というのは、英語で「SUCCESSION」といわれるように、なくなられた方の成功体験を引き継ぐといった意味も込められています。成功体験は、目に見える財産だけではなく、人間関係といった目に見えないものも含まれます。相続は、亡くなられた方から得られた恩恵を体で感じ取るための大事な機会かもしれませんね。



上津原

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