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テーマ   〔相続〕  

  「地獄の釜も金次第?」 

060815

昨年来、ITベンチャーの風雲児として登場し、世間を騒がすだけ騒がし、ご本人は何時の間にか証券取引法違反とかで逮捕され存在価値すら失った○○○モンさん。
彼が絶頂期の頃には、「お金で買えないものは何もない!」と言ったことで、物議をかもし出したことは記憶に新しいところです。

さて、一昔前までは、人生最後の儀式こそ厳かに粛々と執り行うべきことだと、半ば慣例化されてきた葬祭セレモニーですが、前回のコラムでも取り上げたように、近年では各人の価値観に合わせて多様化してきました。
人生、亡くなってからでも「格差」が広がっているといわれる今日、その取り巻く実態を考えてみたいと思います。

それでは、葬祭に掛ける費用はどれくらいなのか、財団法人 生命保険文化センターのHPから引用すれば、
「東京都生活文化局が調査した報告書によると、葬儀にかかる費用の総額は約350万円。内訳としては、葬儀社への支払いが半分の約177万円となっています。この価格は1995年調査時の約159万円より、18万円増えています。」
と説明されています。

FPの場合、ライフプランを組み立てるに及んで、上記の数字をそのまま当て嵌めてしまうことが多いようです。私の友人で元保険レディだった人が、やはり、そのまま当て嵌めてプランニングした結果、終身保険400万円に定期保険特約として3600万円を提示したところ、終身保険部分にクレームがついたとのことです。その時の説明が葬儀費用にと言ったことが原因だったと言うのです。俺の葬祭費用はそんなものかい?って・・・。
プライドが高い人や自分の甲斐性に自信のある方と応対する時には、この辺りは特に注意する必要がありそうです。

京都の葬祭事情は、一般的な方式と互助会方式に大別されます。
そのどちらを採用されるかは、人それぞれの価値観ですので、どちらがどうのと言うことは差し控えさせていただきますが、葬儀の場合は突如として発生するだけに、準備に余念がないと言う方はまずおられないので、大半が葬儀社任せにしていると聞き及んでいます。

葬儀社によっては、複数のセットプランを用意しているところと、基本セット以外はオプションにしているところまでマチマチですので、今一歩踏み込んで事前に確認しておく方が賢明だと思います。
葬儀費用次第で、死後の行き先が決まるのなら、この業界は笑いが止まらないですから。


太田

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テーマ   〔相続〕  

  「人生の千秋楽、結びの一番《京都事情》より」

060808

今年も既に上半期が過ぎ、政界や芸能界の有名人も少なからず他界されていますが、私たちが注目するのは、どのようなセレモニーをされるかの一点です。
私が学生の頃、今で言うインターンシップとして国会議員秘書をしていた際、上席秘書の方から、その人の生前の生き様が「人生の結びの一番」に表れると聞いたことがあります。

しかし、その事を今から思うと特別な立場の方だけの話であり、庶民にとって、現在では人それぞれの価値観により多様化してきていると思います。
葬儀をセレモニーとして考え、必ずしも千秋楽まで待たずに、中日でさっさと仕上げてしまう人さえ現れています。(生前葬)

もちろん、現在でもオーソドックスなスタイルが一番多いことは言うまでもありません。
私が居住している京都市内でも、市内と言っても北部の農村地区ですが、この辺りは地主村と新興住宅街が混在していて、前者の場合は自宅で葬儀を執り行う方が多く、後者の場合は最寄りのセレモニーホールを利用する方が多いようです。

そして、特筆すべきところは、地主村では相続発生時の資産に見合う葬儀を行うことを慣例としており、私のような相続に関係するFPにしてみれば、おおよその評価ができるだけに、「あの家は、凄い!」と思ってしまうのです。
こうなると、先の政界のセレモニーと何処となくダブってくるものがありますね。

そのほか、恩師の葬儀などでは、「偲ぶ会」や「お別れの会」などを行うことが多いようです。私の恩師の場合は、専攻が音楽でしたので、「お別れの会」に「音楽葬」で送葬しました。

最後に、葬儀の場合、地域事情よりむしろ宗旨や宗派によって決まってくることが多いようです。特に、京都は全国的に見ても社寺仏閣が多く、各宗派の総本山が集中しています。
もちろん、無宗派の方もいらっしゃるので、その場合は「自然葬」や「テーマ葬」で済まされることもあるようです。
それだけに、人付き合いが多いと気を遣う反面、多様な葬祭を見ることができるので、貴重な体験ができます。
とは、言っても、他人の不幸を待つ訳には行きませんが・・・。


太田

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テーマ   〔相続〕 

  「相続税額から連想されるもの」

060801

「相続税額」と聞いて、みなさんはどのようなことを連想されますか?

まず、ピンと来ない。
・払えるだけの税金があるなんて羨ましい。
・持てる人の悩みだね。仕方がないじゃないの。
・財産は、何もしなければ親子三代で無くなると言うし大変だね。

まあ、普通の生活をしている人にとっては、全て他人事になってしまっても仕方がないことだと思います。
前回、「相続件数」の話の中で、相続税の申告対象率は相続発生件数の内、4%
強ですから、全人口のうち、95%余の人には無縁だからです。

私は仕事柄、この僅か5%にも満たない層の方と少なからず接点があることから、このコラムを引き受ける「ご縁」ができたのかもしれませんが・・・。

この、僅かな層の中でもごく少数の方との接点ですので、全てを分かったような話は決してできないことは百も承知していますが、それでも個々に生き様があり、対象となる全ての方が「節税」を望んでいると決め付けることができず、「節税」を前提に話を展開しなければならないとの先入観が如何に危険なことか、そして、最近では「節税」を前提とする対象者の中でさえ、「社会貢献」への資産遺贈を考えている人も現れ始めていることが、私の言葉では「情緒的」であると表現するしかなかったのです。

このレベルの人達になると、「相続税額」がどうなる、こうなると言った関心事より、自分の生き様の最後をどのように演出するかの方に気が廻っているようです。最後くらいは名誉職に就きたい、生きた証を残したいとの思いが強いようで、終の棲家を演出する私のライフワークからだけでなく、終末医療を看られるホスピスや、お知り合いのチャプレンからも同様の話を伺います。

思いを半ばにして倒れた方などは、息を引き取るまでの10日間が、その方の人生の縮図を表しているとのことです。


太田

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テーマ   〔相続〕 

  「相続件数を知ってどうするの?」 

060725

この「コラム」を引き受けるにあたって、「FPとしての視点に拘ることはないよ」との言葉をいただいたので、すべて恣意的解釈で述べていきたいと思います。

今回のタイトルとして『相続件数』を与えていただきましたが、関西流のお笑いで譬えると、「これを知ったところで何の役にたつの?」とツッコミたくなってしまうのですが・・・。()

一般人からすれば「相続件数」は?
と、聞かれたら、おそらくお亡くなりになった人の数であると答えるでしょう。
しかし、FPの視点から考えると、その対象になる言葉は「相続税の申告件数」を指すものと容易に判断できます。
もう少し平たく考えると、FPでも税理士資格者しか税務申告できないわけですから、「相続相談件数」と考えても決して間違っているとは言えないですね。

参考までに、全国の「死亡件数」と「課税件数」を統計ベースに見ると、

死亡件数(A) 単位:人

課税件数(B) 単位:人

(B)÷(A) %

92

856,643

54,449

6.4

95

922,139

50,729

5.5

00

961,653

48,463

5.0

02

978,379

44,370

4.5

*国税庁、統計資料より。

上記の表中で右端にある()が、相続税の申告対象率になります。

ここから分かることは、高齢化率の上昇が死亡件数に反映されているようですが、路線価の下落が逆に課税対象者を減らしている側面もみられます。
しかし、私は課税対象者イコール「相続相談者」ではないことを示唆したいと思います。相談者やその家族には税額以外に、もっと「情緒的」なものが隠されているのです。この点で、冒頭に述べた「相続件数を知ってどうなるの?」と問い掛けたいのです。 


太田
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