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◆テーマ   〔派遣〕人材派遣(件数、業種など)  

  「人材派遣の今」

051005

一昔前は学校を卒業したら終身雇用でひとつの会社に勤務したものです。
でも今は「転職」「再就職」などの言葉が飛び交っています。ひとつの会社で勤め続けることのほうが珍しいものとなりつつあります。

そして「仕事をしよう」と思ったときに今は様々な方法で職に就くことができます。

また価値観の多様化とともに個人のライフスタイルも多様化し転職や再就職の方法も多様化しています。

特に女性の生き方が多様化していますから、寿退社、出産、育児を経て社会復帰する女性が以前より増えています。むしろ女性が家庭に収まらず働いて当然という流れもあります。それなのに現在の日本では女性の再就職はまだまだ難しい環境にあります。

そんななか救いの手とも言うべき再就職支援のひとつに人材派遣があります。

人材派遣の歴史は意外と古く1960年代には日本に登場しています。派遣社員は正社員の不足分を補うだけの補足的な役割でしかなかったのですが、今では正社員、アルバイト・パートに続く雇用形態として定着しつつあります。企業にとってなくてはならない存在です。

2005年に発表された厚生労働省の調べによると2003年度の派遣スタッフ(派遣労働者数)は236万人に達していることがわかりました。すでに一大産業となっています。

北関東でも大幅に増加しています。そして派遣業務は26種類ありますが、なかでも特にOAインストラクション、事務などのデスクワークの派遣が多いようです。最近では新卒者が人材派遣会社で数ヶ月の研修を受講し、その後派遣スタッフとして働く形態(新卒派遣)が注目されています。

派遣スタッフとして1年働いたあと、新卒者は引き続きその企業で正社員となって働くか、別の企業に異動するか、さらなるスキルアップを目標に学校に行くなどの選択をすることができます。企業としては新卒者をいきなり正社員で採用するよりは様子を見ながら派遣スタッフを採用するほうが合理的です。新卒者も会社の様子を見ながら働けます。

しかし派遣もいいことばかりではありません。少し前よりは社会保険も完備され社内での立場も守られるようにはなりましたが正社員のそれと比べたらまだまだ劣ります。派遣会社に所属するとはいえ、仕事がなければただ登録しているだけに過ぎません。派遣期間も3か月未満が68.4%、6か月未満が全体の約9割(89.6%)を占めており派遣期間は短いのが現状です。

結婚しない女性が増えていますが彼女らの共通の悩みは「派遣だと先が不安」なのです。「30歳になる前になんとかしなくちゃ」「30代でなんとかしなくちゃ」といつも年齢を気にしています。正社員ならまだしも、派遣社員で独身女性となると先が見えず本当に不安になるものです。年齢の壁にぶち当たる前に不安を抱え込まないような就労形態に落ち着きたいものです。「派遣スタッフなら誰でもいい」ではなく「あなたでなければ困る」と企業側からラブコールされたいものです。

参考:厚生労働省「労働者派遣事業の平成15年度事業報告の集計結果について」


安藤 朋子

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◆テーマ   【個人事業】起業(件数、業種など)  

  「増加する起業家たち」

050928

平成15年2月から施行されている「新事業創出促進法(最低資本金規制の特例)」により会社設立をする際に必要であった最低資本金に特例が施され、誰でも会社設立が容易な環境になり1円起業は起業ブームの火付け役となりました。
しかし、会社設立後一定期間の間に最低資本金を準備しなくてはいけませんから、これはこれでなかなか難儀なものでした。

代わりに平成17年「新会社法」が誕生してこれから起業しようという人にとってはチャンス到来といった感じでしょうか。

さて一口に「起業」と言っても様々な形態があります。週末起業、女性起業、学生起業、シニア起業など様々。

週末起業は会社を辞めてまで起業する勇気はない。だから週末を利用しようという会社員。いわゆる副業でしょうか。これなら夫婦でも週末仕事が出来ます。
そしてとりわけここ数年元気なのが女性の起業です。よくドキュメンタリー番組などでも取り上げられていますね。起業するための講座やセミナーも盛んに行われています。

また起業しようとする人をバックアップする企業も増え、HPに代わる宣伝媒体にブログを利用することも盛んです。昔と比べたら営業ツールが特段に便利になってきていることも増加の一因ではないでしょうか。また一昔前と異なるのが「モノ」を売る以外にも「情報」を売るという職種も非常に増えてきています。在庫を抱えなくていいわけですから。

しかしなぜ今、起業しようとする人が多く、かつ増加の一途を辿っているのでしょうか?

多くの理由のひとつは勤務先への不安でしょう。
この先いつリストラに遭うかわからない、いつ倒産するかわからないなどの不安を抱えています。

特に女性はそういった危険因子に対する察知が早くしかも行動も迅速です。昨今の晩婚少子化も後押しして「独りで生きていく」女性が増えました。「ひとり」なのですからなおさら不安は倍増します。だから「自分でなんとかしなくちゃ」と考えるわけです。もしくは主婦が一念発起という場合もあるようです。

次にシニアです。最近のシニアは本当に元気です。年々増加する早期退職後、定年のない仕事をと考え起業する場合もあるようです。大学等でも起業シミュレーションの講義があり活発です。学生の場合はともかく、いずれの場合も年齢に関係なくずっと働きたいという願望が根底にあるようです。

しかし現実は厳しいものです。総務省統計局「平成16年事業所・企業統計調査」によると(以下参照)明らかに廃業事業所数が新設事業所数を大きく上回っています。これはいかに起業後の存続が困難かを如実に表しています。起業はしたが廃業に追い込まれたでは元も子もないでしょう。消費者金融のCMではありませんが何事も計画的に・・・です。しかしどんなに用意周到計画的に行動しても失敗するときは失敗します。起業すると同時にありとあらゆる可能性(失敗も含め)も併せて考える必要があるようです。

総務省統計局「平成16年事業所・企業統計調査」より抜粋

県名

新設事業所数(件)

廃業事業所数(件)

茨城県

12,320

19,510

栃木県

,494

15,512

群馬県

10,841

16,330


安藤 朋子

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◆テーマ   【転職】転職・離職(件数、業種など)  

  「いまどきの転職事情」

050921

最近、頻繁に「フリーター」「ニート」といった言葉や話題が取り上げられています。社会問題にまで発展しています。その背景には若者の仕事に対する定着率の悪さがあげられます。

厚生労働省が発表している「雇用動向調査結果の概要」によると、離職者全体の離職理由の約70%が「個人的理由」であり、10代から20代前半においては90%近くの理由がそれです。一口に個人的な理由と言っても人それぞれ様々な事情がありますからいいとも悪いとも言うことは出来ませんが、多くは仕事がいやだ、辛い、職場に馴染めないなどの少し我侭(?)な理由ではないでしょうか。

また、大卒者が就職後3年以内に離職する割合は厚生労働省の「新規学校卒業就職者の就職離職状況調査」によると36.5%に上がっています。近年では1年未満に離職する人も増加しているそうです。

その理由も先に書いた「個人的理由」も当然ながら「収入アップ」「キャリアアップ」などもあるようです。前向きな離職と後ろ向きな離職と二極化しているようです。一昔前までは大学卒業後はひとつの会社で定年まで勤め上げるのが当たり前といった風潮がありましたが随分と変わったものです。転職をバネにステップアップしていくようです。

緑豊かな土地柄のお陰で自動車や精密機器部品の大手優良企業が多く存在する北関東では、業界が上昇している傾向にあるためか数多くの求人が寄せられています。転職を考える場合勤務地のメリットというのも一考でしょう。

首都圏と比べた場合、物価水準が低いため可処分所得が増える、マイホームを取得しやすい、子どもを育てるのに環境がいい、近場に温泉やスキー場があるなど様々なメリットがあります。首都圏では考えられません。転職をする際に仕事や職場を変えるだけではなく住環境も変え新たな一歩を踏み出すというのも悪くないものです。

【別途参考】厚生労働省:「勤続期間別離職者の割合」より

区分

6ヵ月未満

6ヵ月〜1年未満

1年〜2年未満

2年〜5年未満

5年〜10年未満

10年以上

20.8

17.0

15.6

19.6

11.4

15.4

20.9

17.0

12.9

17.4

11.1

20.4

20.7

17.0

18.1

21.8

11.7

10.6

一般労働者

15.7

14.0

13.3

20.8

14.4

21.4

パートタイム

29.8

22.4

19.7

17.5

6.0

4.6

19歳以下

53.7

34.9

9.1

2.3

――

――

20歳〜24歳

27.9

22.8

26.4

20.7

1.8

――

25歳〜29歳

15.6

18.2

18.9

29.2

17.1

1.0

30歳〜34歳

17.1

15.4

17.8

21.2

16.7

11.7

35歳〜39歳

22.7

15.9

16.1

19.5

10.3

15.4

40歳〜44歳

22.6

16.4

13.0

22.1

12.4

13.4

45歳〜49歳

20.5

14.2

9.6

21.4

13.7

20.2

50歳〜54歳

18.6

10.2

11.1

20.2

11.8

27.8

55歳〜59歳

15.1

14.2

6.4

15.1

11.6

37.4

60歳〜64歳

7.2

8.8

8.2

10.5

14.9

50.2

65歳以上

8.9

6.2

5.5

16.5

24.8

38.1


安藤 朋子

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◆テーマ   仕事 【新卒者】就職活動(人気企業、業種、賃金)  

  「内定ブルー」の長い春

050914

例年同様、今年も大学生の就職活動が始動し始めました。毎年必ず公表される人気企業ランキングの上位には相変わらず金融機関を筆頭に一流企業の大手の名前が並びます。
北関東での人気企業ランキングでも上位には金融機関が上がっています。いつの時代も「就職は有名企業へ」という風潮があるのでしょうか。

学生の就職活動(今は就活と言うらしい)の時期も一昔前と比べて1周期ほど早くなってきているようです。私の頃(ウン十年前?)は大学4年生になってから動いたものです。今の大学生は早くて大学3年生の夏ぐらいから自己分析や資料請求を始めて秋には企業訪問を行っているようです。そして内定をもらう時期は早い学生で冬頃のようです。

だからでしょうか、マリッジブルーという言葉は昔からありますが最近「内定ブルー」という言葉があるようです。大学4年生の春には就職先が決まっているわけですから、実際に働き始めるまで約1年もあるわけです。長い春ということです。その間に「就職先は本当にここでいいのか?」「本当にしたい仕事はこれ?」とアレコレ悩み不安になるようです。

今の学生は賢くいろいろなことを考えています。人間は悩んで成長するものですからよいことだとは思うのですがとても脆く見えます。繊細過ぎます。ちょっとしたことですぐにポキッと折れてしまいそうです。

二十歳を過ぎたら成人と言われていますが21歳、22歳なんてまだまだ子供です。悩んで当然なのですが生きていく上での必要不可欠な何かが不足しているように思えてなりません。失敗を恐れ過ぎるあまりに、困難にぶつかることに対する免疫がないように思うのです。大学生の時点で自分のやりたい仕事はこれだ!という確信なんか持てるはずがありません。

もちろん確信のある学生はそれでよいですが大半はそうではないでしょう。模索して当然、不安になって当たり前。なのにその反動なのか規模の大きい企業に就職しても、自分のポジションが見出せず適応できず数ヶ月でやめてしまいフリーターやニートになってしまう新社会人も多いようです。

積み重ねてきた時間と環境の中で自分の中に蓄積されてしまった概念やこだわりを捨て、自分が自分らしくいられる仕事を見つけることはたやすいことではありません。だから学生のときに辿りついた仕事を生涯続けなくてはいけないということでもないのです。学生時代に「自分」を自身で本当に理解している人はそう多くはいないはずです。理解しているつもりになっているだけで、自分を理解するというのはそう簡単なことではありません。

大きくなくてもいい、有名でなくてもいいから確実に飛躍している規模の小さいで企業で自分のポジションを見つけ会社の成長に直接貢献できるような環境で仕事をすることもまた道です。失敗や挫折を恐れない強さ、失敗や挫折をしてしまっても自分で立ち直れる回復力が今の学生や新社会人には必要なことではないでしょうか。


安藤 朋子

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